Mobile:NEWS 2003年11月5日 05:02 PM 更新

1週間に100万台〜Bluetooth対応機器の出荷、円熟期に

Bluetooth用ICの追跡調査を行っているIMS Researchの調査によると、世界のBluetooth製品出荷台数が初めて1週間につき100万台を突破した。

 Bluetoothの認証団体Bluetooth SIGは、Bluetooth製品の出荷台数が世界で1週間につき100万台を突破したことを発表した。この数字はBluetooth用ICの追跡調査を行っているIMS Researchの調査結果によるもので、2003年第3四半期の実績となる。

 フロスト・アンド・サリバンの産業アナリストマイケル ウォール氏は「100万台/週の出荷台数に達したことは、Bluetoothテクノロジーが技術的に円熟期に達した何よりの証明」としている。

 PC分野では、IBM、東芝、デル、ソニーなど主要メーカーのノートPCにBluetooth搭載モデルがラインアップされるようになったほか、自動車分野でもトヨタのレクサス、フォードのリンカーン、ダイムラークライスラーのアキュラが、ハンズフリーの携帯電話通話手段を提供するため、Bluetooth無線接続対応車載機器を装備する計画を発表しているという。

 日本国内においてもCEATEC Japanや東京モーターショーでBluetooth機能を備えたカーコンポやハンズフリーアダプタ、ハンズフリーヘッドセットなどがデモンストレーションされるなど車載用途で広がりを見せつつあり、トヨタ自動車はプリウスや大衆車にBluetoothテクノロジーを搭載する予定。携帯電話分野では、ボーダフォンがノキア製Bluetooth搭載端末を日本で販売している。



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[ITmedia]

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