携帯市場は成熟、PDAは頭打ち〜野村総研野村総研は2008年までのIT主要分野の市場規模とトレンドを分析、その予測を発表した。携帯電話市場は2005年には3G需要が2Gを上回り、PDA市場はブレイクスルーがない限り頭打ちと予測している。
野村総合研究所は11月20日、2008年までのIT主要分野における市場規模予測とトレンド分析を発表した。2008年の携帯電話需要台数は約4450万台、PDA市場は90万台と予測している。
携帯電話市場については、代替需要中心の成熟した市場構造になるため、毎年の成長率も1−2%と低い水準になると予想。また2005年には3G需要が2G需要を追い抜くという見方だ。 auについては10月末の時点で3Gの契約数が1066万1000であるなど堅調に推移、ドコモもFOMAの純増数がPDCを上回るなど好調なうえ(11月10日の記事参照)、2003年初旬にはPDCを上回る機能のFOMAを投入予定で(11月17日の記事参照)、3Gシフトへの兆しは既に見え始めている。
このところ苦戦続きの(11月11日の記事参照)PDA市場についての見方は厳しく、新しい用途やビジネスモデルの開拓が期待されると分析。ただしその萌芽は見られず、携帯電話の高機能化の影響もあることから、ブレイクスルーがないとこのまま頭打ちになる可能性が強いとしている。 関連記事 PDA出荷台数「8期連続減少」とGartner Gartner発表の統計は、別の調査会社IDC発表の数値を若干下回っている。IDCは7〜9月期の世界PDA出荷台数は前年比1.1%増と報告した。 Linux健闘、Windows系がPalmを抜く〜PDAのOSシェア 矢野経済研究所の調査によれば2002年度の国内PDAのシェアは、台数ベース、金額ベースともに前年比7割と冷え込んでいる。OSシェアでWindows系がPalmを抜いて逆転、ザウルスの健闘でLinuxのシェアは躍進した。 関連リンク ニュースリリース 野村総研 [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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