au、またも月間純増首位。ドコモPDC離れ進む〜10月契約者速報 絶好調のauは10月の純増シェアで過半数を取り、またも月間トップに。ドコモのPDCは18万の純減となり、FOMAは33万の純増。PDCの買い控えの影響もあるが、世代交代の始まりを思わせる数字となった。
電気通信事業者協会(TCA)は11月10日、ブラウザフォンサービス契約数を含めた携帯電話/PHSなどの2003年10月の契約数を発表した。携帯電話契約数は35万3100増えて、7894万7800。
各キャリアの単月の純増数の推移 auはますます上り調子。純増シェアは52.6%と過去最高で、ドコモを抑えてまたも月間純増数のトップに立った。上期(4-9月)の純増シェアでトップだったのに続き(8月7日の記事参照)、下期も好調な滑り出しだ。 ドコモはPDCからFOMAへの買い換えが進んでいる。9月に初めて純減を記録したPDCは、10月も−18万8000の純減。代わってFOMAは33万4000の純増と、さらにペースを上げ過去最高の純増数となった。PDCでは発表済みの「505iSシリーズ」発売を間近に控え(特集参照)、買い控えが起きた可能性もある。 ボーダフォンは調子が上がらない。純増シェアは9.4%で、純増数は対前年同月比で41%だった。
各キャリアの単月シェアの推移
第3世代携帯電話では、FOMAの加速が著しい。立川敬二社長は10月30日に、2004年3月末時点のFOMA契約者数目標を当初の146万から200万に上方修正したが(10月30日の記事参照)、現在のところ年内にも200万を突破するペースだ。 auのCDMA2000 1xは9月と同様のペースで、順調にcdmaOneから移行している。なおKDDIは、この秋から通信方式のブランド名として「CDMA2000 1x」に代わり「CDMA 1x」という名称を採用している。 ボーダフォンの3Gは5600の増加に留まり、累計でも未だ10万に達していない。11月20日前後に発売されるフルスペックの新端末「V801SA」が注目される(9月18日の記事参照)。
auのBREWアプリ対応端末が100万台を超え、120万台と急速に伸びている。対応機種も従来の「A5304T」「A1304T」「A5306ST」に加え、10月末にはBREW2.1対応の「A5501T」、11月頭には「INFOBAR」が発売されており、人気端末のBREW対応によりさらに勢いがつきそうだ。 着うた端末も500万を超え、市場が整ってきた。 ドコモのiモードは4000万を超えた。iショット対応端末も間もなく2000万に達しそうだ。
PHSは変わらず低調。各社1万以上の純減となった。
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