スライド型VGS端末「V801SA」に触るWPC EXPO 2003のボーダフォンブースでは、10月に発売を予定している「V801SA」に触れられる。Web閲覧やメール、テレビ電話にも対応し、MP3やMPEG-4動画を着信時に鳴らすこともできる、最新3G端末だ。
WPC EXPO 2003のボーダフォンブース(J-フォンブース)では、10月に発売を予定している3G端末「V801SA」に触れて試すことができる。
「V801SA」にはいくつかのポイントがある。 一つは、スライド型という斬新なデザイン。大きなメイン液晶が常に表に出ている形状は、回転型と並んで年末の流行になりそうだ。ただし、その機構のせいか厚く、重く感じる。
表、裏にそれぞれ31万画素のCCDカメラを搭載。背面には高輝度白色LEDを使ったライトも備える。USIMカードは電池を外して差し込む 200Kバイトまでのファイルをメールに添付できるようになり、最大40秒のムービー写メールを送信可能になった。ただし動画の最大解像度であるQCIF(176×144)では20秒が最長だ。 注目なのは、MP3やMPEG-4の音楽や動画を着信時に鳴らせるようになっていること。「着信メロディ究極の進化」とうたっており、au向け「着うた」で7割のシェアを持つレーベルモバイルもコンテンツを提供することになっている。ダウンロードしたコンテンツはSDカードにも保存可能だという。 V801SAはステレオスピーカーを備えており、SDカード内のMP3やAACの音楽ファイルも再生可能。ただしSDオーディオ対応となるため、PCの音楽ファイルを再生するには「SD JukuBox」などのソフトを使ってSDカードに音楽を入れる必要がある。「J-SH53」などと同様の仕様だ。 動画もサムネイル表示可能 J-フォンの3G端末としては初めてWebアクセスにも対応している。10月1日のブランド変更後に登場する端末だけに、従来の「J-フォンメニュー」の代わりに「ボーダフォン ウェブ」と表示されている。 テレビ電話は、ハンズフリーに対応した。騒がしい会場では、その性能は分からないままだったが、従来よりも快適に使えるのは間違いない。 なお三洋電機によれば、ソフトウェアなどの違いから別端末として扱っているが、V801SAは欧州向けの「SUP-700」と内容はほぼ同等となる。
オーディオトラックのリストに宇多田ヒカルの「COLORS」のMP3ファイルが見える。単に聞くだけでなく、着信音の代わりに鳴らすこともできるという
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