Mobile:NEWS 2003年11月27日 06:26 PM 更新

ドコモ、ドメイン指定受信拡張〜キャリア別指定可能に

iモードメールのドメイン指定受信機能が拡張され、携帯・PHSキャリア別に受信拒否の設定が可能に。さらに個別のメールアドレスを指定して受信を許可することも可能になる。

 ドコモは12月25日から、iモードメールのドメイン指定受信機能を拡張する。従来携帯電話・PHSキャリアを一括して設定していたが、キャリア別に受信拒否の設定を行えるようにする。また、拒否するキャリアからのメールでも、アドレス指定を組み合わせることで受信可能とする。


 これまでiモードメールの受信選択機能は、

  • 指定するアドレスからのメールを拒否
  • 指定するアドレスからのメールだけ受信
  • 他の携帯PHSからのメールと指定するドメインからのメールを受信(ドメイン指定受信)

 に限られていた。

 ドメイン指定に追加して、メールアドレス単体を設定できなかったほか、ドメイン指定を行うと他の携帯・PHSからのメールも届いてしまうため、昨今急増している“他の携帯からの迷惑メール”へ対応するのが難しかった。今回の拡張により、いくつかの制限があった同社のドメイン指定受信機能が他キャリア並になってきたことになる。

 「携帯発の迷惑メールが多くなってきたので機能を拡張した」とドコモ広報部。携帯発の迷惑メールは、各社の対策によって送信元のキャリアが偏る傾向にある。キャリア個別に設定することで、ユーザーが対応できる幅が増した。

 ただしキャリア別の受信設定では、iモードメールとドコモのPHS、アステルPHSが含まれていない。iモードメールは独立して受信拒否することができず、ドコモPHSとアステルPHSについては「なりすましが可能なためメニューに入れていない」(ドコモ)。

 また、iモードから他キャリア宛に送信される迷惑メールに対する対策としては、回線の利用停止や(7月10日の記事参照)、メール送信回数の制限(8月21日の記事参照)、大量送信者からの受信制限(11月5日の記事参照)などを行ってきている。11月18日時点で、iモードを使って迷惑メールを送信する2061回線の利用停止を行っている。

 結果、ドコモへの迷惑メール報告数は8月末の約6万通から、送信1000通制限を実施した10月20日時点で1万8000通まで減ったという。



関連記事
▼ ezからiモードに迷惑メール
迷惑メールを巡るイタチごっこが未だに続いている。対策が取られるたびに新しい手法を編み出す業者は、現在iモードに向けてau端末から迷惑メールを送信し始めている。

▼ au、メールの同報送信数を5件に制限〜迷惑メール対策
au端末から迷惑メールが送信されている状況に対処するため、KDDIはEメールの同報送信数を制限する。合わせて、迷惑メール業者の回線を迅速に停止できる規制措置も実施する。

▼ ドコモ、iモードメール送信を200通に制限
ドコモは実質的にiモードメールの送信数を1日200通に制限する。迷惑メール対策のため、これまでの1000通制限を強化する格好。ただし受信側の設定により、200通を超えて送信されたメールを受信することもできる。

▼ ドコモ、iモードメール送信を200通に制限
ドコモは実質的にiモードメールの送信数を1日200通に制限する。迷惑メール対策のため、これまでの1000通制限を強化する格好。ただし受信側の設定により、200通を超えて送信されたメールを受信することもできる。

▼ ドコモ、迷惑メール送信者の契約解除も
ドメイン指定をしているにもかかわらず、迷惑メールが届いたら「imode-meiwaku@nttdocomo.co.jp」にメールを転送しよう。ドコモが送信者の利用停止や契約解除をしてくれるかもしれない。


関連リンク
▼ ドコモ ニュースリリース

[斎藤健二, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



モバイルショップ

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!