Mobile:NEWS 2003年12月15日 08:22 PM 更新

iモードFeliCaで実現する、こんなサービス(2/2)


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電子チケット〜入場券から交通機関まで

 電子チケットをFeliCaに記録し、入場券として活用する方法を予定しているのがぴあ。iアプリ経由で電子チケットをダウンロードして、ゲートで携帯をかざすだけで入場できる。

 これまでも、携帯電話にダウンロードした電子チケットを2次元バーコードで表示して読み取らせたり、赤外線で送信するといった方法を提供していたが、「FeliCaによって、オペレーションが格段に楽になる」という。

 ちなみにぴあでは、携帯にダウンロードした電子チケットを携帯同士でやりとりすることには、あまり積極的ではない。「端末同士でやりとりできると、チケットがどこにいったか分からない」(ぴあ)ためだ。

 どんなユーザーがチケットを所有しているかを、ぴあ側で把握しておくことで、パーソナライズされたサービスが提供できるという考え。なお、現状のiモードFeliCaでは携帯同士の通信はサポートしていない。


 高速バスの乗車券発行サービス「発車オ〜ライネット」を運営する三共システム工房は、バスチケットをiモードFeliCaにダウンロードして、携帯を乗車券として使えるサービスを予定している。乗車時にバス車内で認証を行うことで、「出発する瞬間までチケットを購入できる」システムを目指す。

 同社は高速バス事業者の6割程度に当たる94社のシステムを請け負っており、これら全社への導入のほか、施設入場券や宿泊などバス会社関連チケットへの展開を予定している。

 3月中旬から始めるプレビューサービスは、富士急行、西武バス、JRバス関東でスタート。チケットの購入はクレジット決済で行う。今後は電子マネーによる決済も想定しているという。


 携帯電話だけで国際線のチェックインが行えるのが、ANAの「eプリチェックイン」。これまで国内線と国際線の一部で、携帯画面に表示した2次元バーコードを使ったチェックインサービスを提供していたが、iモードFeliCaに対応することで、より簡単にチェックインが行えるようになる。


FeliCa内蔵携帯をマンションのカギに〜国内信販

 国内信販は、iモードFeliCaをマンションのカギとして使うプレビューサービスを提供する予定だ。福岡の早川不動産が管理する賃貸ビル「IYOビル」が対象。入居者にはFeliCaカードか、FeliCa内蔵iモード端末が配布される。

 ドアに携帯電話を近づけるだけでロックが解除されるほか、エントランスにはマルチメディア端末が設置され、家賃や公共料金の支払いも携帯電話から行える仕組みが準備される。

 同社によると、FeliCaカードをドアの鍵として使うのはオフィスなどでは多かったが、戸建てのカギに使うのは初めてだという。


携帯でポイントカードを一括管理

 iモードFeliCaを使って、店舗ごとにバラバラなポイントカードを一つにまとめようという動きもある。ソニーコミュニケーションネットワーク(So-net)は、2004年3月から複数の店舗が共通利用できるポイントサービス「m-Point」のプラットフォームを提供する。

 各店舗に設置したFeliCa読み取り機に携帯をかざすだけでポイントが記録されていく仕組み。一つのアプリケーションに100店舗程度のポイントが記録できるため、ユーザーは各店舗のポイントを一括管理できる。店舗側も個別にアプリを開発する必要がなくなる。

 当初は御殿山ヒルズや大崎ゲートシティ内の店舗を中心に設置する。「So-netとしてリアル店舗への働きかけは珍しい試み」(So-net)


複数のポイントカードが一枚になる。複数のポイントカードをすべて携帯に入れ込める。それが「m-Point」の特徴

 ポイントカードではないが、メンバーカード代わりにiモードFeliCaを使おうというのが、カラオケDAMを運営する第一興商。FeliCaカードを使った「club DAM MEMBERSHIP」と同様のサービスをiモードFeliCaでもサービスする。

 iモードサイトからあらかじめお気に入りの楽曲などを登録しておけば、カラオケDAMで携帯をかざすだけで、楽曲予約が可能。さらに、オンラインでのランキングバトルや歌唱分析などのサービスを提供する。


クレジット決済に活用〜FeliCaの認証を使って

 サーバ上にクレジットカード情報を登録しておいて、利用時の本人認証にFeliCaを使い、決済はクレジットで行うというモデルも登場している。

 ソニーファイナンスの「mobile eLIO」は、インターネット専用のクレジット決済サービス。本人認証はFeliCa内に記録されたIDで行う。eLIO自体は、クレジット機能とFeliCaが一体になったカードに付加されているサービス。クレジット決済時に、入力の手間をなくすだけでなく、本人認証にFeliCaを使うことでセキュリティを高める。


12月25日から、eLIOのページで一般からモニター募集する。台数は50台程度だという

 JCBも、FeliCaによって本人認証を行い、決済は登録済みのクレジットカードで行う「オフィカ」をサービスしている。法人向けが中心で、FeliCaを決済手段だけでなく入館証などにも利用する。

 iモードFeliCaを使ったオフィカは、オフィカカードを携帯に入れ込んだイメージ。携帯電話が入館証になるほか、社内食堂などでは携帯で支払いができ、のちほどクレジット決済される。



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「携帯にSuicaやEdyが内蔵」──。簡単にいうとモバイルFeliCa携帯内蔵の意味はこうだ。しかし、FeliCaチップが複数のアプリケーションを独立して利用できることを考えると、これはiモードに続く、新しいサービスプラットフォームの誕生ともいえる。

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KDDIと日立は差し替え可能な非接触ICチップを搭載した携帯電話を開発した。JR東日本などの交通機関の改札を通過できるほか、ぴあなどの電子チケットの利用が可能。決済機能も備えており、EZwebを通じた電子バリューのダウンロードも可能とする。

[斎藤健二, ITmedia]

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