auの「A5502K」に、二次元バーコード読み込み機能 auは2004年1月に発売予定の京セラ製端末「A5502K」に、二次元バーコード読み取り機能を搭載する。今後、搭載機種を増やす予定だという。
auは、2004年1月に発売予定の京セラ製端末「A5502K」(11月27日の記事参照)に、二次元バーコード読み取り機能を搭載する。 読み込み機能はBREWアプリで提供され、他規格の二次元バーコード対応や読み取り機能のバージョンアップを、ダウンロードで行えるのが特徴。A5502Kにはメディアシークが開発したBREWアプリ、「2次元コードリーダー」が搭載される。 なお、二次元バーコード読み取り機能の搭載は、BREWのバージョン2.1以降、カメラに接写機能があることが必須のため、ほかの冬モデルには対応しないという。
京セラ端末に搭載される二次元バーコード読み取り機能は、メディアシークが開発したBREWエクステンション「CamReader for BREW」と同社の読み取り用BREWアプリ「2次元コードリーダー」との組み合わせで実現した。 BREWエクステンション(8月30日の記事参照)はアプリを動かすための機能の一つで、アプリケーションとセットでダウンロードされる。特徴は大きく二つあり、一つは同じエクステンションを使ったアプリであれば、再度エクステンションをダウンロードする必要がないため、アプリ容量が少なくて済むこと。もう一つは、既に開発されたエクステンションを利用してアプリを作れるため、開発期間を短縮できることだ。「例えば二次元バーコードを使ったほかのサービス用アプリを作りたい場合、メディアシークのエクステンションのライセンスを受ければ、一から開発する必要がない」(クアルコム・ジャパン広報)。
二次元バーコードを使った具体的なビジネスモデルについては、「これから進める予定」(KDDI広報)で、2次元バーコード生成ツールの提供も検討中としている。「用途の一例としては、EZナビウォークとの連携が考えられる。例えば雑誌についているバーコードを読み取って目的地として設定するなどといった使い方はおもしろい」(KDDI広報)。 二次元バーコードは、カメラを使った簡易な情報取り込み手段として注目されており、二次元バーコードの一種である「QRコード」を使ったサービスについては3キャリアで規格統一の方向性も検討されている(8月12日の記事参照)。二次元バーコード読み取り機能を最初に搭載したのは、ボーダフォンのシャープ端末。ドコモも505iSシリーズや、来年発売のFOMAに標準搭載するとアナウンスしている(9月25日の記事参照)。auも今後発売の端末で、順次対応端末を増やす計画だ。 京セラ製の「A5502K」は、キセノンフラッシュ付きの100万画素カメラを搭載、電子コンパス付きでEZナビウォークを利用できる多機能端末。ボディデザインは回転式のものを採用している(10月6日の記事参照)。 関連記事 処理をコンポーネント化する「Extension」〜QualcommのBREW戦略 2003年第1四半期からの本格展開が待たれるダウンロード型BREW。ワールドワイドな展開をにらんださまざまな仕様が盛り込まれている 携帯3キャリア、QRコードを使うサービスの規格を統一へ au、J-フォン、NTTドコモとNTTインターネットは、2次元バーコードのひとつ「QRコード」を使ったサービスについて規格統一を検討する場を設け、課題やビジネスモデルに関する話し合いを進めている。 携帯ショッピングの現状と可能性(最終回):普及のポイントは何か? 決済機能やサービス環境が向上し、ユーザーの利便性が高まっている携帯ショッピング。今後はサイト構築サービスやマッチングサービスが普及のポイントとなりそうだ。 ポスターを撮ってWebにアクセス〜ドコモが参考出展 ポスターをケータイカメラで撮影するだけで、簡単にWebアクセス──。電子透かしとケータイカメラを使ったシステムをドコモが参考出展した。 ドコモ、DoCommerceに2次元コードを使った決済追加 クレジットカード決済代行サービス「DoCommerce」に、携帯の画面に表示させた2次元コードを請求書代わりに使うサービス「コンビエン」が追加される。ドコモ、KDDI、J-フォン、NTTインターネットの4社で収納に関する規格を統一した。 関連リンク ニュースリリース [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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