「F506i」は204万画素AFカメラ搭載
AF機能付き有効204万画素CCDを搭載。指紋センサーも継承した。
洗練されたデザインとカラーが主軸、ユーザーインタフェースにこだわって分かりやすく使える端末──というのが、506iシリーズのキャッチフレーズ。ドコモ端末としては最高となる204万画素CCDカメラを搭載した富士通製の「F506i」は、カメラ機能とその使い勝手、指紋認証を使ったセキュリティにこだわった。
指紋認証ユニットは、「F900i」と同じスライド式のもの(2月18日の記事参照)を採用。F505iに比べて設置面積が小さくなっている。新機能として搭載されたのが、「自動ダイヤルロック機能」。端末を閉じるとロックがかかって他人が端末内の機能には一切アクセスできなくなる。解除するには暗証番号か指紋認証が必要だ。
「アドレス帳やメールフォルダなど、個々の機能にロックをかけるだけでなく、端末そのものを本人しか使えないようにできる。家の鍵のようなイメージ」(説明員)。なお、自動ダイヤルロック機能をオンにした状態で電話がかかってきた場合には、「解除の操作をしなくても電話に出られる」。
ドコモ端末では最高峰の204万画素カメラ
F506iに搭載されたカメラはオートフォーカス機構付きの204万画素CCDセンサ。オートフォーカスは右サイドにある[AF]ボタンの半押しで行い、8センチから無限大までをサポートする。
ハイエンド化に伴って操作が煩雑化しているカメラ機能の操作に着目。使用頻度の高い機能を、方向キーやソフトキー、ダイヤルキーに割り当て、メニューをたどる必要なくさまざまな機能を使えるようにしている。
ボディカラーはコーラルブルー、プリンセスピンク、サーフホワイトの3色。緑がかった深い青のコーラルブルーは、3色の中でも特別な色で、ダイヤルキーの外周にうす青いリングが付いているなど、ほかの2色とは異なるデザイン処理が施されている。
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