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ソフトバンク、CDMA2000の実験も開始
ソフトバンクBBは7月5日から、CDMA2000方式の実証実験を開始したと発表した。既に実験を開始しているTD-CDMAとの比較検討を行う。
ソフトバンクBBは7月5日から、CDMA2000方式の実証実験を開始したと発表した。7月2日に、総務省から実験局本免許を取得していた。
東京都中央区の本社周辺、半径2キロのエリアに基地局2局、移動局(=端末)10台を用意して実験を行う。具体的には、電波強度、電波到達距離、スループットの各種測定や、干渉、ハンドオーバー、音声通信の試験を順次進める。
同社は既にTD-CDMA方式の実験局本免許を取得しており、6月24日から同方式の実証実験を開始している(6月24日の記事参照)。今回新たにCDMA2000方式の試験を開始することで、フィールドデータを自ら取得し、両方式のデータ比較や検討を行なうという。
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