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加速度センサーを使ったカメラ機能が秀逸~「V401D」ケータイカメラ画質研究ラボ(2/3 ページ)

「V401D」は、加速度センサーの搭載で、かなり面白い端末に仕上がった。画質面では不満もあるが、デジカメのように使うには、今まで見た中では最高の端末だ。

 背景に空が広く入っているせいか、明らかに縦位置で撮ったほうが色がきれいで鮮やかで雰囲気が出ているのはやや気になる。横位置で撮ったほうはオートホワイトバランスが間違ったのかもしれない。なお、絵の傾向は同じ三菱電機製のD900iと似ている(7月8日の記事参照)。曲線がデコボコしてしまう点やディテールが甘い点などは特に似ている。

 次はあずまやだ。

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 左がV401D、右がEXILIM S20

 これもD900iと似た傾向で、ディテールの潰れ具合や色がややくすんで見える点が気になるし、細かいところを見ると偽色も出ている。あまりに細かい絵は苦手なようだ。

 左がフルオート、右が絵画モード

 次は青空とお花畑を。色は少々くすみ気味で、ディテールもつぶれ気味だが、全体のバランスは悪くない。ちなみに絵画モードで撮ると、このようにソラリゼーションがかかったような写真になる。

 ベリーを撮影

 ついでに2枚同時にどうぞ。全体に少々色がくすみがちでディテールはつぶれやすい。しかしエッジ強調はけっこうかかっていて、コントラストが高めという特徴は出ていると思う。こうした寄り気味の構図では、なかなかきれいな写りを見せてくれる。

 マクロモードで撮影した画像

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