5分で分かる、今週のモバイル事情:12月25日~1月6日
新年早々、フラットパネルスピーカー搭載の「N506iS」が登場。「SO506i」「W31SA」がJATEを通過するなど、早くも新端末登場の兆しが見え始めている。
早くも新端末
年末にはボーダフォンの新3G最初の日本メーカー製端末「902SH」(2004年12月の記事参照)が発売された。光学2倍ズーム付き202万画素CCDを備え、モバイルASV液晶液晶を装備したハイエンド端末。操作性が従来端末とは大きく異なるので、購入時には注意が必要だ(1月7日の記事参照)。
1月7日には早くもドコモが新端末を発表。フラットパネルスピーカーを搭載した「N506iS」が(1月7日の記事参照)、2月上旬にもお目見えする予定だ。フラットパネルスピーカーはPCへの採用実績はあるが、携帯電話への搭載は初めて。PC化が進む携帯を(2004年12月の記事参照)象徴するような新年第1弾端末だ。
ほかにも「SO506i」「W31SA」がJATEを通過(1月5日の記事参照)。ほかにも「W03H」「W31H」と「A1404S」がJATEを通過しており、登場が待たれる。
新技術、新サービス
携帯4キャリアが新年の抱負を発表(1月5日の記事参照)。それぞれが2005年の方向性を示した。
KDDIが満を持して開始した新サービス「着うたフル」は、早くも100万ダウンロードを突破。対応端末の契約数は41万に達した。2月にはBREWアプリで操作できるロボット「Pirkus・R」を発売することも明らかにした(1月6日の記事参照)。サービス面では、契約業務に無線システムを採用すると発表。契約時の待ち時間を減らすことで、ユーザーの利便性向上を図る(1月6日の記事参照)。
ドコモは1月7日から、迷惑メール情報を提供する際にかかるパケット通信料を無料にする(2004年12月の記事参照)。また3月から迷惑メール対策の一環として、iモードメールの末尾にヘッダ情報を付加できるサービスも提供する(1月7日の記事参照)。
Lunascapeは、タブ型ブラウザの新バージョン「Lunascape2」の正式版のリリースに合わせて、AirH"ユーザー向けにカスタマイズした「Lunascape2 for AirH"」を提供(1月7日の記事参照)。AirH"ユーザー向けのデータ圧縮サービス「トルネードweb」用設定ソフトが同梱される。
CES開幕、カシオが“G-SHOCK”ケータイを展示
米ラスベガスで「2005 International CES」が開幕。カシオ計算機ブースには、auの携帯電話「G'zOne」シリーズの新モデルが展示された(1月7日の記事参照)。折りたたみ型とストレート型の2タイプがラインアップされ、折りたたみ型は蛍光グリーン、蛍光ピンク、イエロー、オレンジなど派手な色遣いが特徴だ。
ほかにもFossilのPalm腕時計「WRIST NET」(1月7日の記事参照)や、音声をテキスト変換できるSamsungの携帯電話「P207」が出展されている(1月6日の記事参照)。
さて、来週は?
総務省の「携帯電話用周波数の利用拡大に関する検討会」の第6回会合が開催される。議論が平行線をたどる中、どのように話し合いが推移するのかに注目だ。
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