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「P901i」の“不具合修正ソフト”に不具合
店頭に持ち込まなくても端末不具合を修正できる「ソフトウェア更新機能」自体に不具合が発生。更新を行うと端末が使えなくなる。約65万台の「P901i」に影響があった。
NTTドコモは5月27日、「P901i」のソフトウェアに不具合が見つかったと発表した。対象となるのは、2005年4月以前に製造されたP901iで、約65万台。
ドコモ端末は、ソフトウェアの不具合部分を通信によって書き換える「ソフトウェア更新」機能を備えているが(2003年9月19日の記事参照)、ここに不具合が発生した。ある特定の操作を行うと、ソフトウェアの更新時に失敗し、以後端末が使えなくなってしまう。
本来、不具合を修正するためのソフトに不具合が生じたことで、当面はP901iでのソフトウェア更新を行わない。故障取扱窓口に来店することで修理を行う。
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6月中旬からは順次ユーザーに、ソフトウェア更新の詳細な手順を記したダイレクトメールを送付。6月下旬からソフトウェア更新による不具合対応を開始する。
なお、ソフトウェア更新機能だけでなく、下記機能についても不具合が見つかっており、合わせて修正を行う。また公表しない部分でも、快適にP901iを利用するための更新を行うという。
- チャットメール受信タイミングで終了キーを押した場合などに電源が切れたり再起動する
- 着信時に終了キーを連打すると、着信履歴が表示されない場合がある
- チャットメール着信音をiモーションに設定した場合、マナーモード設定にもかかわらずメール着信音が鳴る場合がある
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