Utadaと森本晃司のコラボも──MTVの新ブランド「FLUX」
バイアコムが、デジタルコンテンツの新ブランド「FLUX」を立ち上げる。まずはau携帯向けサイトをオープン。Utadaと森本晃司のコラボによるコンテンツも登場する。
バイアコム インターナショナル ジャパン(VIJ)は6月2日、携帯電話とブロードバンド向けの新ブランド「FLUX」で、デジタルメディア向けエンタテインメントビジネスに参入すると発表した。
VIJは、米MTV Networks(MTVN)がデジタルメディア事業をグローバルに展開することを目的に設立した会社。日本でのFLUXの展開を「デジタル・クリエイティブの拠点」と位置付け、日本で制作されたコンテンツはMTVNのネットワークを通じて世界に配信するという。「携帯文化が発達している日本で通用すれば、世界でも通用すると考えている」(VIJ代表取締役のアントニー・ハヤミ・エリソン氏)
FLUXは、PCと携帯の連動型サービスとして展開され、ユーザーは1つのアカウントで両サイトにアクセスできる。「コンテンツは同じものではなく、それぞれの属性に合わせたものを用意する」(エリソン氏)。まずは6月30日に、au端末向け着うた公式サイトをオープン。以降順次、他キャリアやPC向けサイトを立ち上げ、ビジネスを拡大する。
FLUX立ち上げ時の目玉コンテンツとなるのは、全米デビューを果たしたアーティストUtadaと、世界的に有名なジャパニメーションクリエーター、森本晃司氏とのコラボレーションによるミュージックビデオ・シリーズ。Utadaは、「ファンの人たちがクールなアニメーションと一緒に私の曲を楽しんでくれるとハッピーです」とコメントした。
着うた、ムービー、コミュニティを展開
携帯サイトの主なコンテンツは着うたおよびムービー配信とコミュニティ。着うたはサービス当初、約1000曲を用意。エイベックス ネットワークやコロムビアミュージックエンタテインメント、BMGファンハウスなど、国内メジャーレーベルの楽曲を中心に、インディーズ系やラテンなどもラインアップする。
ムービーは「スポンジボブ」「ダーティ・サンチェス」「ポリゴンファミリー」など国内外からライセンスを受けたコンテンツに加え、FLUXオリジナルムービーも制作する。
コミュニティ機能は、ユーザーが購入したコンテンツを他者に公開できる「マイリスト機能」や他者に推薦する「レコメン機能」、コンテンツの印象を公開する「リアクション」を用意して、ユーザー同士のコミュニケーションの促進を図る。
FLUX携帯サイトのURLは「http://fluxnet.jp」(6月30日にオープン)。月額315円で300ポイントが付与され、着うたダウンロードは100ポイント、ムービーダウンロードは150ポイント。
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