着せ替え+FMラジオのおサイフケータイ「W32S」
「W32S」は、Style-Upパネルで着せ替え可能なおサイフケータイ。45.5Mバイトのデータフォルダには、着うたフルをたっぷり取り込める。
KDDIは、au初のおサイフケータイ「W32S」を9月上旬から発売する。ボディカラーは、ラグジュアリーピンク、ルナシルバー、フレームオレンジの3色。
側面にFeliCaキーを装備
auのおサイフケータイは、メインメニュー内に関連メニューを一元化したEZ FeliCaメニューを用意。また「EZ FeliCa」専用ポータルサイトを導入することで、対応アプリのダウンロードや新着情報の確認を容易に行えるようにした。
セキュリティは他人の無断使用を防ぐ「FeliCaロック」機能や、紛失時に固定電話などからEZ FeliCaの利用制限設定を行える「遠隔オートロック」機能を用意。任意の一定時間のみロックを解除し、一定時間が過ぎると自動でロックがかかる「クイック解除」機能も備える。
W32Sのおサイフケータイは、側面に「FeliCaキー」が搭載され、端末を閉じたままクイック解除が可能。またおサイフケータイを利用できる場所でアンテナが光る「FeliCaサイン」も装備する。
クロスメニューを継承したメインメニューはFlash化された。Flashを使って、着せ替えできる「ドラマメニュー」を採用。メニュー画面が日付や時間で変化する。「6つの時間帯に分かれ、現れる登場人物は3ケタの数。現実の天気を反映するわけではないが天候の変化や、記念日のイベントなども入っている」(説明員)
125万画素カメラを搭載、データフォルダは大容量の45.5Mバイト
折りたたみ型のボディには125万画素CMOSカメラが装備され、最大1280×960ピクセルの静止画撮影が可能。メインディスプレイは2.2インチQVGAの液晶を搭載している。
底面にはサラウンドステレオスピーカーを備え、音源チップにはヤマハの「MA-7」を搭載した(6月10日の記事参照)。DiMAGIC Virtualizer X技術を使った広がりのあるステレオサラウンドで音楽を楽しめる。
BREWバージョンは3.1。BREWを使った共通プラットフォームであるKCPには対応していない。データフォルダは45.5Mバイトと大容量。これまで専用だったBREWフォルダをデータフォルダと共用化することで、領域を気にせず着うたフルやアプリ、写真などを保存できる。
本体にはEdyアプリやリッジレーサーSEなど14種のアプリをプリセット。外部メモリはメモリースティックDuoを利用可能だ。
AV機能は、FMラジオと着うたフルを楽しめる。音楽プレイヤーはリピート・ランダム再生などに対応し、音楽を聴きながらメールの作成や送受信、EZwebの閲覧、EZ FeliCaなどの操作を行える。イコライザは「Normal」「Pops」「Rock」「HipHop」「Jazz」の5種類。
またau夏モデルからの新サービスとなる「安心ナビ」や「聴かせて検索」にも対応。端末には地磁気センサーが内蔵され、進行方向に合わせてヘディングアップする形でEZナビウォークを利用できる。また、メールのバックグラウンド受信にも対応した。
気分に合わせて端末イメージを変える──10種のStyle-Upパネル
ソニエリ端末でおなじみのカスタマイズアイテム「Style-Upパネル」にも対応。「リアルレザー」「スタッズ」「ストライプレザー」「ダウンジャケット」「グリッター」「ミラーハート」「フリル」「クラフトレザー」「スパークル」「メタルソリッド」10種類の別売りスタイルパネルが用意され、付け替えることでさまざまなバリエーションを楽しめる。
製品名 | W32S |
---|---|
サイズ | 約48×98×23ミリ |
重さ | 約118グラム |
連続通話時間 | 約200分 |
連続待受時間 | 約250時間 |
カメラ | 有効125万画素CMOS(AFなし) |
外部メモリ | メモリースティックDuo、メモリースティックPRO Duo |
メインディスプレイ | 約2.2インチ26万色相当の微反射型低温ポリシリコン・システムTFT液晶(QVGA) |
サブディスプレイ | 約1.1インチ(96×96)約6万5000色の半透過型STN液晶 |
EZチャンネル | ○ |
EZナビウォーク | ○(地磁気センサー付き) |
着うたフル | ○ |
聴かせて検索 | ○ |
安心ナビ | ○ |
ボディカラー | ラグジュアリーピンク、ルナシルバー、フレームオレンジ |
データフォルダ容量 | 約45.5Mバイト |
日本語入力 | POBox、Advanced Wnn |
発売日 | 9月上旬 |
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