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一足お先に「auでSuica」を体験:ワイヤレスジャパン2005
KDDIブースではEZ FeliCaのデモを行っている。未発売の端末「W32H」「W32S」を使って、実際にJRの改札口を通過できる。
13日に開幕した「ワイヤレスジャパン2005」会場で、auのSuicaサービスを体験できる。KDDIブースでは未発売の端末「W32H」「W32S」を使って、実際にJRの改札口を通過するデモを行っている。
実際に試すと、特にタイムラグもなくすんなり通過できた。KDDIでは秋からフィールドテストを開始し、来年1月のサービス開始につなげる考えだが「携帯をかざして通過する」という仕組み自体は実現できている様子。
「JR側でシステムを構築したりと、準備しなければいけない部分は残っている。ただ見てのとおり、FeliCaは実際に動いている」(説明員)。なお端末は手にとって確認できたが、内部のインタフェースは開発中とのことで確認できなかった。
気になるのは端末強度。Suicaは本来非接触でも読み取れるが、「タッチ&ゴー」というフレーズが定着していることもあり、相当数のユーザーが端末を改札に接触させると想定される。
説明員は「W32Sは、おそらく発売時は“着せ替えケータイ”になる。この着せ替えに柔らかい素材を利用すれば、接触の衝撃を和らげられるのでは」とコメント。W32Hなどはクッションになる素材がないが、「携帯は貴重品のため、それほど激しく叩きつけるユーザーもいないはず」と話していた。
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