結果発表:ITmedia読者の「理想の携帯」とは?:+D Voice(2/2 ページ)
携帯に多くの機能が追加されつつあるが、真に必要な機能とは何なのか? また、究極の携帯とはどんなものか? ITmedia読者に聞いてみた。
まず、10代のユーザーはほかの世代より重視しているのが「液晶のきれいさ」。さらに「音楽再生機能」への支持率が、ほかの世代よりも明らかに高い。“10代は音楽好き”という傾向が明確に見てとれる。
そのほか「高度なカメラ機能」「HDD搭載(大容量内蔵フォルダ)」「地上デジタルテレビ」の各機能でも、10代のユーザーの関心が高いことが分かる。こうしたハイエンドアプリケーションは、若年層に向いているのかもしれない。
「自分の好みにカスタマイズしたい」――読者コメント
あなたにとって究極の携帯とは? を問う自由記述では、興味深い回答が多数寄せられた。
全体の傾向としては、多機能端末を要求する声が多い。「(機能が)“全部入り”の携帯がほしい」「ミニPCのようなものがいい」という類の声が多く、「(21項目が提示されたが)ここに書いてあるものが全部入っていたらいいのに」という意見も複数寄せられた。
自分の好みにカスタマイズしたい、という声も多かった。「自作PCのように、ボディデザイン・入力機構・液晶・スピーカー性能・カメラ有無・外部インタフェース・データ容量などを自由に選べて組み立てられる携帯」。こんな製造プロセスを実現させられたら、確かにヒットしそうだ。
ほかに目に付いたのは、特定の機能で完全を求めるコメント。「エリアカバー率100%の携帯」「1カ月は充電不要(な携帯)」「ソーラーバッテリーで、充電不要のケータイ」。通信料が無料になる携帯もニーズが高かった。
ミニPCケータイほどではないが、“小型端末”“風変わりな携帯”へのあこがれも強い。「ヘッドフォンまたはイヤフォンだけの携帯」「腕時計みたいな携帯」などがそうだ。「ウルトラ警備隊の通信機」という声もあったが、これはテレビのウルトラマンシリーズでウルトラ警備隊が装備していた「ビデオシーバー」のような端末をイメージしているのだろう。
面白かったのは、ウェアラブルコンピュータの究極形ともいえる「人体内蔵ケータイ」を挙げるユーザーが1人や2人ではなかったこと。
「人体埋め込み型」「脳波でメールを入力」「脳に埋め込んでテレパシー」……などなど、SF小説風の発想がしばしば見られた。「(マンガ/アニメの)『攻殻機動隊』の電脳の様に、携帯端末という存在自体を自分の頭脳に内包してしまうような時代が来れば、『究極の携帯の誕生』=『携帯の終焉』だと考えます」
ちなみに、筆者が個人的に一番気に入った答えはこれ。
「究極の携帯とは?」「――第2の自分」
携帯端末として第2の自分が存在するというのは、想像してみるとなかなかシュール。とはいえ、完璧な機能を備えた携帯電話はもはや自分と同じぐらい欠かせないもの、一種の人格を持った存在なのかもしれない。
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