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KDDI、ワンセグ対応「W33SA」を展示

KDDIは9月27日、開発中のワンセグ対応端末「W33SA」を披露した。三洋電機製の回転2軸端末で、液晶面を裏返した状態で番組を視聴できる。

 KDDIは9月27日、地上デジタルテレビの1セグメント放送「ワンセグ」の開始日が発表された記者会場で(9月27日の記事参照)、開発中のワンセグ対応端末「W33SA」を披露した。三洋電機製の回転2軸端末で、液晶面を裏返した状態で番組を視聴できる。


まだ開発中だが、コンセプトモデルではなく製品化を目指した製品

背面には「WIN」のロゴが見える。端末右上(写真では上部左下)に、アンテナが収納されている。「このアンテナはテレビ専用だ」(説明員)

裏面にはカメラが。スペックなどの詳細は明かされていない

 ワンセグの映像コーデックであるAVC/H.264に対応し、BMLのブラウザを実際に搭載した端末。「16対9のワイド画面で視聴できるなど、製品版に近い状態になっている」(説明員)。発売日は未定だが、4月1日のワンセグ開始に間に合うタイミングでリリースしたい考え。

 会場では実際に、電波を受信して番組を視聴できる状態になっていた。画面は上半分が映像、下半分がデータ放送を表示するが、液晶面を表にして折りたたんだ状態では映像を大画面表示する仕様になっていた。

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端末側面。試作機なので端末の操作は控えてほしいといい、残念ながら操作体系は確認できなかった

 EZテレビと同様、放送で流れているBGMの曲名を「聴かせて検索」で検索できるようになる見込み(5月23日の記事参照)。また歩行者ナビゲーションサービス「EZナビウォーク」と連携し、テレビ番組で紹介されたスポットまでナビで案内する機能なども備えるという。

 番組は「本体メモリに録画保存できるようにしたい」(説明員)というが、現状ではどうなるか未定。説明員はまた、ARIBの仕様に準拠すると番組は著作権保護が必要になるが、SDカードに著作権保護付きコンテンツを受け渡しする方法がないとも話していた。

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