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各キャリアの「3番手」に注目~「803T」はランクインなるか?携帯販売ランキング(10月17日~10月23日)

今週、各キャリアともトップに変化はなし。ただし注目すべきは「3番手」に上がってきた端末だ。

 先週は、ボーダフォンの音楽ケータイ「803T」が関東・甲信エリアと北海道エリアでリリースされた。一部地域で販売されていた「903T」も、全国でリリースされたがランキングに顔を出せたか。

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 ドコモは、トップの「P700i」が安泰だ。先週2位だった「N700i」が今週5位に転落しており、P700iをおびやかしそうな端末が見当たらない。2位には、2003年に発売された“らくらくホン”こと「F672i」が上がっている。ここまで長期にわたり上位にいるのは偉業だが、逆に新機種が少々不甲斐ないともいえる。

 その意味では、先週4位から1つ順位を上げて3位になった、「P701iD」(右写真)に期待したい。デザイナーとコラボレーションして開発された話題の端末で、固定ファンも多いパナソニック モバイル製端末だけに上位進出の目は十分だ。

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 auランキングは、薄型WIN端末「W31T」とテレビケータイ「A5511T」の1、2番コンビが強い。ただその下に、少々面白い端末が上がってきた。

 「W31K II」は、auランキングでトップを獲ったこともある機種「W31K」(9月2日の記事参照)の後継モデル。W31Kのカラーバリエーションの位置づけで、アクアマリンブルー(左写真)とブリージングシルバーというさわやかな色を採用している。W31Kがトップから落ちたとたん“W31Tの天下が始まった”格好だが、後継機のW31K IIが逆襲できるか。

 ツーカーランキングは、とりたてて動きはない。新機種も登場しておらず、既存の顔ぶれで細かい順位の変化はあるが目だった動きはない。

 1位は「ツーカーS」(右写真)で、2位と3位は入れ替わり。「TT32」は2003年発売の比較的古株だが、2005年に登場した新顔の「TT51」を抜き返している。

 ボーダフォンのランキングは、やはり1位、2位が変わらず。「V603SH」「V603T」という比較的古株の端末が上位を独占している。これにとって変わる可能性を持つ新機種「903SH」「703SH」は、それぞれ4位、5位と調子が上がらない。

 興味深いのは、先週5位から3位に上がった“着ぐるみケータイ”こと「V501T」(左写真)。初登場以来、中堅から下位にかけてランクしていた端末だが、ここへ来て703SH、903SHの新機種コンビを押しのけて3位に上がった。今後さらに上位へ進出するのか。なお、803Tと903Tといった新機種はまだトップ10圏内に入れていない。

 今週は、“簡単ケータイ”こと「A5517T」が発売になった。28日の時点で、沖縄をのぞく全国エリアでリリースされている。沖縄でも29日発売予定(10月28日の記事参照)。簡単をウリにしたツーカーSなどは好調な販売成績を上げたが、A5517Tはどうなるか注目だ。



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