調査リポート

携帯を使うのは右手? 左手?+D Voice

携帯メーカーがユーザーインタフェースを考える上で、1つ悩む点があるという。その悩みとはズバリ……携帯は右手で使うか左手で使うか?

 携帯電話メーカーのインタフェース担当者と話していて、ある悩みを聞く機会があった。携帯は左手で使うものか、それとも右手で使うものだろうか?……というのがそれだ。

 編集部内でざっと聞いただけでも、「右利きだが左手で使う」「いや両手で使う」「電話で話すときは左手(左耳にあてる)、メール操作のときは右手で操作する」などなど、いろいろな意見が出た。人それぞれといってしまえばそれまでだが、どんなときにどちらの手で操作するのかは、やや興味があるところではある。

 携帯の機能を各ボタンに割り当てる場合、左右どちらの手で携帯を操作するかで操作感が異なる場合は多い。例えばITmedia編集部には過去に、「W31Sは左手で操作するユーザーには使いにくい」という声が寄せられた(4月21日の記事参照)。端末の右側面にスライド開閉ボタンがあるため、右手で持った場合は親指で容易に押せるのだが、左手では中指あたりで押すことになるため操作しにくい……という内容だった。

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「W31S」のスライド開閉ボタンは、端末右側面にある

 FOMAの902iシリーズから実装された音声サービス「プッシュトーク」を利用する場合も、左右どちらで握るかが使い勝手に影響しそうだ。プッシュトークは専用ボタンを押している間だけ「話者権」を持って話すことができるのだが、この専用ボタンは全端末とも側面に付いている。右か左かは端末によって異なる(10月21日の記事参照)ので、プッシュトーク重視派は選択の際に注意したいところ。


 

端末によって、プッシュトークボタン(「P」マークが付いたボタン)の位置は異なる

 ほかに、文字入力時の「逆トグルボタン」が側面に付いている端末があるが、これが持ち方によっては使いづらいという声も聞く。端末メーカーとしても、どんな使い方をするユーザーが多いのか、それに応じてどんなキー配置をすればよいのかと頭を悩ませているというのが現状のようだ。

 携帯は左手で使うか、右手で使うか。ぜひ読者のみなさんの声を聞かせてほしい。

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