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海外ローミング対応の「NM850iG」─基本性能と操作性ノキア「NM850iG」を試す(1/2 ページ)

ノキアのドコモ向け端末として久々に登場した「NM850iG」は、海外でも使えるW-CDMA/GSM対応端末。携帯電話としての基本性能と操作性をチェックする。

 「NM502i」以来となるノキア・ジャパンのドコモ向け端末が登場した。W-CDMA/GSMネットワークに対応した「NM850iG」だ(2月23日の記事参照)。3月17日から店頭にお目見えするNM850iGについて、まずは基本機能と操作性をチェックする。


ドコモの「NM850iG」(左)とボーダフォンの「702NK」。ボディ形状は似ているが、色やダイヤルキー周りのレイアウトは異なっている。702NKは「Nokia 6630」がベースモデルとなっているが、ドコモはNM850iGについて「ベースとなるモデルはない」(ドコモ)としている



底面に130万画素CMOSカメラを装備。最大撮影サイズは動画が176×144ピクセル、静止画が1280×960ピクセルで、インカメラや撮影補助用ライトは備えていない
ドコモのサービスへの対応
機能 対応状況
日本語入力方式 非公開
着メロ和音数 48和音
Bluetooth
赤外線 ×
iアプリ容量 ムーバの503iシリーズとほぼ同等
着うた・着モーション ×
自動時刻補正
セキュリティスキャン
バイリンガル
iチャネル ×
音楽再生(ノンセキュア)
音楽再生(セキュア) ×
通話からのテレビ電話切り替え ×
Gモード対応リモコンアプリ ×
QRコードリーダー ×
キャラ電 ×
FOMAプラスエリア ×
マルチナンバー ×
メールの圏内自動送信 ×
ポケベル入力 ×
PDF ×
外部メモリ RS-MMC(32Mバイトを同梱)

 海外に持ち出してそのまま利用できるドコモ端末で、iモードやメール、iアプリに対応しているのは「N900iG」(2004年12月の記事参照)と、「SIMPURE L」(3月6日の記事参照)「SIMPURE N」(3月7日の記事参照)とNM850iGの4モデル。NM850iGの優位点としてはBluetoothに対応している点と、Outlookとの同期に対応するなどPC連携に優れている点が挙げられるだろう。

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長押し、短押し時の動作(初期状態の待受時)
キー 短押し 長押し
左ソフトキー メール
右ソフトキー iモード
上キー カメラ
下キー 電話帳
左キー 新規SMS入力
右キー カレンダー
決定キー 電話帳
発話キー 発信履歴
終話キー
メニューキー メニュー 起動中のタスク表示
クリアキー
文字キー
ボイスキー 長押し
電源キー モード設定(電源オフ、キーガード設定、電話機ロック、マナーモード設定) 電源オン/オフ
1キー 1の入力 留守番電話呼び出し
0キー 0の入力 iモード
#キー #の入力 マナーモードのオン/オフ

 ボタン操作に対する反応の遅さが指摘されがちなノキア端末だが、同じ同社製端末であるボーダフォンの「702NK」や「702NKII」に比べると、レスポンスは速い印象を受ける。また初期状態で試した限りでは、7つの機能を同時に起動した状態でも「メモリが足りません」というアラートが出ることはなかった。メモリ周りもしっかり管理されているようだ。


電源ボタンやUSB接続およびステレオイヤホンマイク用コネクタ、ACアダプタ接続ポート、ストラップホール、カードスロットなどの位置は702NKと同じ



待受画面(左)、メニューの第一階層(左中、右中)、ツールフォルダの中(右)。プリセットiアプリは用意されていない。テーマは「Nokia」と「テーマ1」の2つがプリセットされる



起動中のタスクはメニューキーの長押しで呼び出せる(左)。メールはSMSとiモードメールのみの対応でPOPメールには対応していない(中)。日本語入力は予測変換に対応。絵文字も入力できる(右)



絵文字は表示されるパレットから選ぶ。連続入力には対応していない(左)。数英字の入力は「いち」「えー」と入力すれば候補が表示される
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