ワンセグ、「携帯で見たい」が約9割──NTTアド調査
NTTアドとマイボイスコムが「モバイル端末による番組視聴」に関する調査を実施。「ワンセグを携帯で見たい」という声が86%に上った。
NTTアドとマイボイスコムが、4月1日の本放送を控えた「ワンセグ」(2005年9月の記事参照)について、認知と利用意向に関する調査を実施した。
調査によると、ワンセグという言葉は53%が認知しており、認知率が高いのは20~30代の男性で70%を超える。ただしサービスの開始時期や詳細までを知っているのは全体の5割にとどまっている。
ワンセグの利用意向は、「利用したい」(19.9%)と「いずれは利用するかもしれない」(49.7%)を合わせると約70%が利用したい意向。利用したい理由は「見たい時にすぐに見られる即時性」「携帯性」「無料であること」が挙げられた。利用する条件は、「バッテリーが長持ちする端末が出たら」が54.5%と半数を超え、ハードウェア面の整備についての関心が高い。
ワンセグの利用意向がある人に利用シーンを問うと、63.1%が「駅やバス停での待ち時間」と回答。ほかにも上位には「待ち合わせの時に」(54.0%)「電車やバスでの移動中に」(51.5%)が挙がっており、「ちょっとした空き時間などに見るもの」と考える人が多いことが分かる。視聴したい番組のトップ3は「ニュース・報道」「天気予報」「音楽番組」。
「どの端末で視聴したいか」では、携帯電話が86.4%でトップ。以下、ノートPC、カーナビ(車載テレビ)と続く。ワンセグ携帯選びで重視するのは「バッテリーの持続時間が長い」が89.1%、「液晶の画質がよいこと」が79.5%となっている。購入意向を問うと、4割が「新しいものが出るまで待つ」と回答。現在販売中の携帯で欲しい端末は、ドコモの「P901iTV」が16%、auの「W41H」が7.5%、「W33SA」が2.6%。
同調査は、インターネットコミュニティ「MyVoice」の登録メンバーを対象に3月8日から3月13日までの期間で実施したもので、回答者数は6045件。
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