LINEに謎アイコン「Agent i」が出現 実はこれが“あなた専属秘書” 毎日をどう豊かにする?(1/2 ページ)
LINEヤフーが4月20日に提供を開始したAIエージェントの新ブランドについて解説する。本サービスは日常生活に寄り添う直感的な操作性が特徴である。開発の背景にある生成AIの普及課題から、複数のジャンルに特化した機能の詳細、そして一般ユーザーからビジネス層までを視野に入れた今後の展開までを詳しく紹介する。
LINEアプリに突如、謎のアイコンが出現した。実はこれ、単なるアイコンではない。多くの人が苦手意識を持つであろう「生成AIへの入り口」だ。
LINEヤフーは4月20日、AIエージェントの新ブランド「Agent i」の提供を開始した。本ブランドは、同社がこれまで展開していた「Yahoo! JAPAN」の「AIアシスタント」と、「LINE」の「LINE AI」という2つの機能を統合したものだ。「毎日のそばに、だれでも使えるAIを。」、というコンセプトを掲げて開発している。
発表会の登壇者一覧。左から順に、LINEヤフー 上級執行役員 コーポレートビジネスドメイン 二木祥平CPO(最高製品責任者)、慎ジュンホCPO、LINEヤフー 上級執行役員 AI Agent統括SBUリード 葭沢光伸氏
ユーザーは、国内で広く普及している両サービスからワンタップでシームレスにAgent iへアクセスできる。既に一部のサービスを提供しており、自然な対話を通じて疑問を解決したり、最適な提案を受けたりすることが可能だ。まずはコンシューマー向けの機能から展開を始めている。
Agent iの3大特徴を示したスライド。プロンプト不要の直感的な操作性、LINEヤフー独自のデータを活用した精度の高い提案、そして複雑なタスクの管理・代行までを担う「実行力」が強みだ。日常的なアプリからワンタップでアクセスでき、ユーザーの意思決定を一貫して支援する
本サービスの最大の特徴は、圧倒的な使いやすさを追求している点にある。各タブ画面の上部や、検索窓のすぐ横にアイコンが常時表示される。ユーザーはこのアイコンをタップするだけで、普段利用しているアプリの画面から離れずに、即座にAIを起動して支援を受けられる。日常の導線を妨げない設計となっている。
また、近年の生成AIにありがちな複雑なプロンプトの入力を一切不要としている。ユーザーは自然な言葉で対話するだけで簡単にタスク代行の依頼ができる。さらに、同社が保有する100を超えるサービスから得られる独自のデータを適切に活用し、画面上の選択肢をタップするだけで最適な情報や新たな発見にたどり着ける直感的な操作体験を採用している。
日常のさまざまな相談にきめ細かく対応するため、ジャンルに特化した領域エージェントを複数用意している。提供開始時点では、お買い物、おでかけ、天気などβ版を含めて7種類の領域エージェントを利用できる。例えばレシピ領域では、冷蔵庫内の食材を撮影するだけで、AIが食材を認識して15分で作れる献立を提案し、味付けの変更も指示できる。
ファイナンス領域では、ユーザーの代わりにAIが情報を収集して分析する。金利や地政学リスクなどの複雑な要因を整理し、チャートや業績を分かりやすく解説する。さらに、重要なイベントや企業の適時開示情報をリアルタイムで監視し、適切なタイミングでユーザーに通知するタスクをAIに設定することも可能となっており、意思決定の質を高める。
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