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NEC、3G携帯開発で東芝、松下と提携交渉──一部報道で
NECが3G携帯開発について、東芝、松下とそれぞれ提携交渉を進めていると一部マスコミが報じた。松下とは既にソフト開発で協業しているが、これを部品の共通化まで広げると見られる。
NECが3G携帯開発について、東芝、松下電器とそれぞれ提携交渉を進めていると一部マスコミが報じた。それによるとNECは、東芝にはソフトの共同開発について話を持ちかけており、既にソフト開発で提携している松下電器とは、部品の共通化にまで踏み込んだ提携に向け交渉を進めている模様としている。
3G携帯電話は、開発コストの削減や開発期間の短縮が求められているが、端末自体は複雑化する一方で、端末メーカーの提携が進んでいる。既に松下電器とNEC(2001年8月の記事参照)、富士通と三菱電機(2004年3月の記事参照)、シャープとソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(2004年11月)、Nokiaと三洋電機(2月14日の記事参照)が3G端末の開発について提携しており、各社とも端末開発の効率化に向けた施策を加速させている。
NECは、今回の提携報道について「以前から社長会見などでも話しているとおり(3月15日の記事参照)、さまざまな提携の可能性を検討しているのは事実。ただ、相手先や詳細については明らかにできる段階ではない」(NEC広報)としている
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