ウォークマンケータイ W42S、“あの”機能の裏話:Mobile Weekly Top10
「ウォークマンケータイ W42S」を象徴するデバイスといえば、端末下部に備えられた「シャトルキー」。なぜ音楽操作にしか使えないのかを開発陣に聞いた。
今週のトップを飾ったのは、販売ランキングの記事。6月16日には「F902iS」が店頭に並び、902iSシリーズは全機種が市場に投入されたことになる。残るは防水携帯「SO902iWP+」、HSDPA携帯「N902iX HIGH-SPEED」、上質なハイエンド携帯「DOLCE SL」、電子コンパス入り徒歩ナビ携帯「SA702i」、海外で使えるデータカード型端末「M2501 HIGH-SPEED」の5モデル。企画系端末はいずれも、販売ランキングに大きく影響する可能性があるものばかりで、発売日の発表が待たれるところだ。
KDDIの夏モデルも、ITmedia読者から“欲しい携帯No.1”に選ばれた(6月13日の記事参照)「ウォークマンケータイ W42S」が、20日から順次店頭に並んだ。開発陣が、W42Sを“ウォークマンブランドを語るに足る携帯”に仕上げるために施した工夫の数々は既報の通りだ(6月22日の記事参照)。
W42Sといえば真っ先に思い浮かぶのが、音楽操作用デバイスとして搭載された「シャトルキー」。このキーについては読者から「本当に音楽やFMラジオの操作にしか使えないのか」という質問が多数寄せられていた(6月2日の記事参照)。
この読者の声を、ソニー・エリクソン・モバイルでW42Sの商品企画を担当した岡本氏に伝えたところ、音楽専用にした意図を次のように説明してくれた。「(1つのキーに)さまざまなファンクションを割り当てて、多機能にするというのはありがちだが、一方でやればやるほど分かりにくくなる。“このキーは何のため”というシングルファンクションのほうが分かりやすく、ユーザーが混乱しないので、(音楽にフォーカスしたW42Sのシャトルキーは)音楽専用にした」(岡本氏)。
シャトルキーは、“形も機能もウォークマンケータイを象徴するデバイス”という位置付けで装備されたため、ほかの機能で利用することは考えていなかったようだ。
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