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手ブレ補正含めた使い勝手は優秀、画質は……あと一歩──「N902iS」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)

N902iに搭載された手ブレ補正機能をさらに進化させ、“6軸対応”の手ブレ補正機能を備えた「N902iS」。気になる手ブレ補正機能の効き具合を中心に、カメラ機能の使い勝手や画質がどれだけ向上したかをチェックしてみよう。

基本的には悪くない。ただ空を撮ったらちょっと……

 では実際の絵を見てみよう。いつもの黄色い象の滑り台から。

N902iS(写真=左)。ちなみに同時に撮影したD902iSはこのような感じ(参考/写真=右) 双方を並べた画像はこちら

 同時に試用したD902iS(レビュー参照)と比較している。D902iSのレビューでも述べた通り、どちらもきれいだが、N902iSの方がちょっとノイズがあるかなという感じだ。

 続いて、あずまやはこのような感じ。

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 全体に色がきれいで写りは悪くない。破綻しがちな松葉も変な崩れ方はしておらず、ナチュラルに表現されている。基本的には悪くはないといえるだろう。

 でも、空を撮ったらちょっと……。


 

 カラっと晴れていたわけではないのでなんともいい難いが、やや濁り気味なのが気になる。快晴時に撮ってみたかったが、端末を借りられたのが梅雨時だったのが恨めしい。

 では招き猫を2つ。

 

 右側はマクロ。N902iSは「接写」というシーンモードを備えるが、基本的には通常モードでも約10センチまで寄れる。だからかなり気楽に近距離でも撮れるのがうれしい。

 さらに屋外マクロ作例を2つ。


 

 これはD902iSのレビューで掲載したバラと同じだが、本機の方が色が抑えめであり、その分自然でディテールまできれいに出てる。とくに花びらの感じがいい。ただ背景の緑をみるとノイズがちょっと気になる。そこが残念なところだ。


 

 こちらは薄日が差したときに撮影。ややノイジーなことを除けば悪くない。

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