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手ブレ補正機能は善し悪しあるが効果的。全体的に見るとよいできの「D902iS」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)

前モデル「D902i」からカメラ機能は継承しているが、新機構「スピードセレクター」と手ブレ補正機能を備えることでちょっと面白くなった「D902i」。このスピードセレクターや手ブレ補正機能の使い勝手をふまえてカメラ性能をチェックしよう。

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普通にきれいな400万画素

photophoto D902iS(写真=左)。ちなみに同時に撮影したN902iSはこんな感じ(参考/写真=右) 双方を並べた画像はこちら

 では画質チェックはいつもの黄色い象のすべり台から。今回は機材貸出期間がみごとに梅雨入りと重なったため、快晴下での撮影ができなかった。それがなんとも残念。

 でも色はすごくきれいに出ている。ISO感度は70。等倍で見るとディテールはやや甘い(特に曲線をみると分かる)が、400万画素という数字に過剰に期待しない限り問題ないだろう。レンズは31ミリ相当でちょっとワイド気味。

 ほとんど同じだが、よく見るとN902iSの方がややノイズが多い。シャッタースピードを見ると、こちらの方が基本のISO感度がちょっと高めに設定されているようだ。

 つぎはあずまや。

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 木々の細かいところは一部ツブれているけれども、色のバランスといい全体のコントラストといいなかなか。

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 マクロモードでバラを撮影。かなり濃い色のバラなのでちょっと色が飽和ぎみ。晴れてたらもっとはでに色がずれていたかもしれない。

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グルメモード

 グルメモードでラーメンを。ちょっと彩度が高くて色もやや暖かめに出ている。ちなみに、通常モードはこちら。

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通常モード

 ラーメンどんぶりは通常モードの方が白いけれども、全体にちょっと地味。明るめの室内でISO感度はISO160。屋外に比べてちょっと増感されている。1/30秒あたりを基準に感度が上がっていくようだ。

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 こちらは日陰の暗いとこでずらりと奉納された招き猫群を。こうしてみると白はきれいな白に出ててなかなかいいでき。

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 こちらはSXGA(960×1280ピクセル)で手ブレ補正をオートにして撮ってみた。でも手ブレ補正がかかるほど暗くはなかったらしく通常の写り。

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手ブレ補正オート

 マクロモードで花と虫。顔を突っ込んでます。ISO70で1/550秒。薄日が差すかささないかという天候。もうちょっと鮮やかに色が出てくれるとうれしい。

photophoto 通常モード(写真=左) 風景モード(写真=右) 双方を並べた画像はこちら

 薄日が差してきたのであわてて風景を撮影。午後遅い、日が傾く時間なので全体に赤みが出ているが、もうちょっと空の青はきれいに出てほしいかなと思う。

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