NTTドコモ、FOMA間の通話が無料になる構内通話サービス
NTTドコモは、IMCSを利用したFOMAの構内通話サービス「OFFICEED」を2007年2月から開始する。契約エリア内であれば登録したFOMA端末同士の通話は無料となる。
NTTドコモは8月8日、屋内基地局であるIMCS(Inbuilding Mobile Communication System)を利用したFOMA同士の構内通話サービス「OFFICEED」(オフィシード)を2007年2月から順次提供すると発表した。登録したFOMA端末同士であれば、IMCSエリア内での通話が無料になる。
OFFICEEDは、専用の付加装置を設置したIMCSと、FOMA端末を利用して契約エリア内で無料通話を提供するサービス。「*55」+相手の電話番号からダイヤルすることで、登録メンバー間であればテレビ電話を含む通話が無料になる。FOMA端末であれば既存のものを利用できるため、コストが削減できるという。
そのほかにエリア圏外への転送機能を持ち、エリア外でOFFICEEDを着信しても通話を受けることが可能。この転送機能は任意にオン/オフをすることができる。
料金は、50回線までの月額サービス利用料が4万2000円で、登録するFOMA 1台あたり840円。そのほか、初期費用として契約事務手数料3150円とメンバー回線登録料1050円/1回線が必要。圏外転送通信料は従量制で31.5円/分(テレビ電話は54円/分)となる。
対応する機種は、「P2401」を除くすべてのFOMA端末。ただし、「900i」以前の端末では圏外転送機能など一部の機能が利用できない。サービスの受け付けは2006年10月から開始する予定。
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