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ドコモ、国際ローミングサービスに障害──約3万4千人に影響
ドコモが提供する国際ローミングサービスが海外渡航先で利用しにくい障害が起こっていることが分かった。約3万4000人に影響があるとしている。
NTTドコモは8月8日、国際ローミングサービス「WORLD WING」が海外渡航先において利用しにくい障害が発生していると告知した。
障害範囲は音声通話およびiモードなどパケット通信の発着信。8月7日19時6分にユーザーからクレームがあり、調査を行ったところ、現象を確認した。「国際中継ネットワークの輻輳(ふくそう)が原因と考えられるが、詳細な原因は調査中。現在、復旧に向けて作業を行っている」という。
影響を受けると想定されるユーザー数は約3万4000人。国際ローミング協定を結ぶ海外携帯電話事業者の契約者で、日本においてドコモのネットワークへローミングして利用する場合に発生する可能性がある。
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これまで申告があった国と地域
アメリカ、ハワイ、フランス、韓国、タイ、グアム、サイパン、フィリピン、台湾、香港、カナダ、イギリス、オーストラリア、インド、インドネシア、ウクライナ、フィンランド、マレーシア、中国、スリランカ、イタリア、ドイツ、シンガポール、スウェーデン、ヨルダン
(2006年8月10日追記)ドコモは、8月9日23時49分に上記障害が回復したと発表した。影響範囲は、アメリカ、カナダ、韓国、イタリアなど56の国と地域だった。
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