レビュー
メールの使い勝手は?──「M702iS」「M702iG」:702ix新モデルの“ここ”が知りたい「M702iS」「M702iG」編(5)
海外で人気のRAZRがベースモデルの「M702iS」「M702iG」。今や通話より利用頻度が高いメールの使い勝手はどうなのか。
質問:メールは快適に使えるか
海外端末であるためか、「M702iS」「M702iG」についてはメール周りの機能を気にする読者も多い。「快適に使えるのか」「自動振り分けはできるのか」など、基本的な使い勝手に関する質問が多かった。
両端末のメール機能は、メニューや画面構成などについては特に違和感はない。ただ、少々古さを感じる部分も何点かあった。例えば宛先入力の基本は直接入力で、アドレス帳からの引用は機能メニューから呼び出す必要があり、メールの送受信履歴の参照もできない。音声通話の発着信履歴から作成できるメールもSMSのみとなる。
メールメニューはFOMA端末として特に違和感はない(左)。メールの作成画面も、件名、宛先、本文などを任意の順番で入力できる。ただし宛先のアドレス帳からの引用は、項目一覧から機能メニューを呼び出す必要がある(右)
受信メールは24個のフォルダを作成でき、フォルダごとに自動振り分け条件を設定可能だ。メールアドレスの完全一致と件名の部分一致で振り分けられ、1つのフォルダには複数の条件も設定できる。メールのアドレス確認画面からワンタッチでメールアドレスを振り分け条件に追加できるのは便利だ。なお送信メールフォルダも追加フォルダの作成や、受信メールと同様の自動振り分け機能を備える。
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受信フォルダはメインフォルダと含めて最大24個まで作成できる。一覧は8フォルダずつだが、左右キーでページをスクロールできる。未読メールがあるフォルダは封筒付きのアイコンで区別できる(左)。メール一覧は4件ずつで、左右キーでページスクロール可能。「受信日時+件名」「受信日時+送信元」での表示もできるが、1件に付き2段表示である点は同じなので、1画面あたりの一覧件数は同じだ(右)
自動振り分けはフォルダに対して条件を設定するタイプで複数条件を設定可能。メールアドレス、件名以外に全受信メールも設定できるのは迷惑メール対策用だろう(左、中)。メールのアドレス確認画面から簡単に振り分け条件に設定でき、アドレス帳に登録していないアドレスでも簡単に自動振り分けに登録できる(右)
デコメールにも対応。テンプレートもプリセットしている(左)。ページスクロールキーはないが、上下キーによるスクロール単位で1/2ページ、1ページから選べる。長文メールをよく受信するならこのあたりの設定変更は必須だろう(右)
※今回の検証および確認はあくまでも開発段階の試作機によるものなので、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
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