いま「microSD」を購入する5つの理由:主流は「ミニ」から「マイクロ」へ。(3/3 ページ)
2006年秋冬モデルで、実に8割の端末が採用することになった「microSD」。今後、主流はminiSDからmicroSDへ変わっていくだろう。では新たに携帯を購入したユーザーは、何を買えばいいのか、そのポイントを解説していこう。
“Gバイト単位”のmicroSD購入のすすめ
ところで、ケータイ用メモリにGバイト単位もの容量は必要だろうか。
ドコモの新モデルを例にとると、1枚1.5Mバイトほどにもなる300万画素クラスの写真データ、ナップスターや着うたフル、SD-Audioの利用による音楽データ、セーブデータも含めて外部メモリも活用する仕様のメガiアプリなど、外部メモリを活用することで楽しみの幅をさらに広げられる。
1Gバイトの場合、上記最高画質の写真なら650枚以上、ナップスターで配信されるWMAデータ(192kbps/1曲5Mバイトと換算)なら200曲ほど(CDアルバム20枚分ほど)保存できる。
写真データだけなら十分だ。しかし、携帯1つで音楽もゲームも楽しみたいと考えるユーザーであれば、これでも足りないと思うだろう。
外部メモリは着脱が可能であり、複数枚所持して差し替えながら使えるメリットがある。しかし、microSDは大変小さく、紛失しやすい。当初は内蔵メモリと同じように“内蔵したまま”で使用するスタイルをアピールしていたことからも、小さい容量のものを頻繁に抜き差ししながら使うにはあまり適していないといえる。そもそもそれも、十分な容量のものを最初から用意しておけば“差しっぱなし”で済む。今回はこのようなスタイルを提案したい。
ところで、今、miniSD対応機種を所持しており、しばらくは新機種の購入予定がないユーザーや、旧機種を購入予定というユーザーも多いだろう。旧機種も魅力的な端末があり、携帯の新機種が登場することにより、それが大きく値下がりして販売される傾向もある。そのため割安感のある旧機種にするというのも、賢い携帯購入手段の1つなのである。
その場合も、メモリカードを新調するならmicroSDが適している。miniSD対応端末でも、miniSDカードアダプタによりmicroSDが使用できること(ただし何Gバイトのものまで使えるかは、miniSDで使えるそれに準じる)に加え、将来性や汎用性の高さ、価格差の障壁が低くなった現状などがその理由として挙げられる。
どんな“microSD”を選べばいい?
ドコモの2006年冬モデルは、発表された14機種中10機種がmicroSDを採用する。この製品発表会で2GバイトmicroSDカードの対応が正式に示されたことで、サンディスク製の2GバイトmicroSDカードは「FOMA 903iシリーズ対応」となっていることが判断できる。
例えばSDアソシエーション主要メーカーである松下電器産業グループのパナソニック モバイル製「P903i」の紹介サイトでは、
※2006年10月現在、松下製:64M バイトまで、東芝製:1Gバイトまで、サンディスク製:2Gバイトまでの動作確認を行っております。
とあり、2Gバイトモデルはサンディスクの製品で動作検証が行われている(ただし他社の一部機種では上限1Gバイトとなる端末もあるので注意したい)。
これらをまとめると以下のようになる。
- miniSDよりコンパクト。今後、microSD対応携帯が主流になる
- 最大容量・ラインアップ、価格帯はminiSDと大きく変わらない
- 新端末はもちろん、miniSD対応の旧端末でも使用できる
- microSDを新たに購入するなら、“Gバイト”以上のモデルが長く便利に使える
- メーカーが動作検証を行う2GバイトmicroSDは、サンディスク製であることが多い
──購入ポイントはつかめただろうか。携帯を買ったら“microSDカードも”、お忘れなく。
SD/USB双方のインタフェースを備える多機能製品も
普段はSDカードだが、本体を中央から折り曲げるとUSBコネクタが表れ、USBメモリとしても使えるハイブリッドSDカード「Ultra II SD Plus USB」。
紛失しやすい着脱キャップ式ではなく180度折れ曲がる構造を採用したのが大きな特徴。撮った写真はメモリカードリーダーなしにそのままPCに接続し、転送できるので、コンパクトデジカメユーザーにお勧め。書き込み9Mバイト/秒、読み込み10Mバイト/秒を実現する。
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提供:サンディスク株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年12月19日
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