ドコモのiD、ローソン全店に導入完了──「ローソンパスiD」を開始
コンビニ大手のローソンが、3月9日までにドコモのケータイクレジットサービス「iD」を全店に導入完了すると発表。3月13日からは「ローソンパスVISA」のカード会員がiDを利用できる「ローソンパスiD」を開始する。
コンビニエンスストア大手のローソンは、3月9日までにドコモのおサイフケータイで利用できるクレジットサービス「iD」を全店に導入完了すると発表した。ローソンは2006年3月にドコモとの資本・業務提携を発表して以来(2006年3月の記事参照)、店舗へのiD導入を推進しており、約1年で全店への導入が完了する見込みだ。
ローソンは3月13日から、ローソン・シーエス・カードが発行する「ローソンパスVISA」カードの会員がiDを利用可能になる「ローソンパスiD」サービスを開始。ローソンパスiDユーザーは、おサイフケータイをかざすだけで決済に加え、ローソンパスの会員サービスを利用できるようになる。
ローソンパスiDの対象となるのは、ドコモのおサイフケータイを利用している「ローソンパスVISA」「JMBローソンパスVISA」ユーザー。申し込みはPC向けローソンパスカードホームページか、iモードサイト( 「iMenu」→「メニュー/検索」→「証券/カード/マネー/保険」→「ローソンパス」)から行える。
ローソンパスナビへの登録後にローソンパスiDの申し込みを行うと、約1週間後にローソンCSカードからアクセスコードとパスワードが送付される。ユーザーはおサイフケータイに「ローソンパスiD」クレジット決済アプリをダウンロードし、アクセスコードとパスワードを入力すると利用できるようになる。なおアクセスコードとパスワード入力後には、ローソンパス会員認証アプリをダウンロードする必要がある。
なおローソンでは、ローソン全店舗へのiD導入完了に伴い、3月13日から4月9日までの期間で「ローソンパスiDとDCMX(iD)を使って1万人に当たる!」キャンペーンを実施する。期間中にローソンで600円以上をローソンパスiDかDCMX(iD)、DCMX mini(iD)で支払い、キャンペーンサイトから応募すると、抽選で1000名に1万円分のオリジナルローソンプリペイドカード(A賞)、9000名にドコモコイン1000円分(B賞)が当たる。応募者にはもれなくオリジナルケータイ待ち受け画面をプレゼントするという。
関連記事
ドコモとローソンが資本・業務提携、全店舗で「iD&トルカ」
ドコモがローソンに90億出資。ローソン全店舗で、クレジットサービスiDと、トルカが導入される。両社では業務提携を探っており、ローソン店舗でのドコモショップ業務の代行なども検討している。ドコモ、独自のクレジットブランド「iD」を発表
NTTドコモは12月から、新クレジットブランド「iD」の提供を開始すると発表した。店頭のリーダー/ライターで携帯をかざして決済する。ローソンが「Suica」を試験導入
都内のローソン10店舗で、11月下旬から電子マネーSuicaを試験導入する。試験導入の結果を踏まえ、今後もローソン店舗でのSuita対応を進めていくという。- ドコモが話す「買収・出資攻勢」5つの方向性
NTTドコモが、事業者を実質的に買収したり、有力事業者に出資する、あるいは出資比率を引き上げたりするケースが目立っている。狙いは何か、中村社長が話した。 am/pmに聞く、「コンビニ+電子マネー」先行導入の効果(前編)
Edyを初期から導入しているコンビニチェーン、am/pm。Edyを導入しようとした理由、現在の状況や今後の課題などについて取材した。am/pmに聞く、「コンビニ+電子マネー」先行導入の効果(後編)
コンビニ業界の中でも先行して電子マネーを導入したam/pmは、様々な試みにチャレンジしている。ANAマイレージクラブとの提携や、iDへの対応、トルカへの取り組みなどについて聞いていく。ドコモのクレジット「DCMX」、知っておきたい7つのポイント
ドコモが始める、おサイフケータイを利用したクレジットサービス「iD」。2種類あるサービスの違い、利用前に知っておきたいことなどをまとめてみた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.