ソフトバンクモバイル、“S!ベーシックパック自動契約”の仕様を変更
ソフトバンクモバイルは、「ホワイトプラン」と「ゴールドプラン」でS!ベーシックパックを契約していないユーザーが、他社宛てのEメール送信やインターネットアクセスができないよう、仕様を変更した。
ソフトバンクモバイルは6月27日ころから、同社の「ホワイトプラン」および「ゴールドプラン」契約者のうち、「S!ベーシックパック」を契約していないユーザーについて、他社あてのEメール送信とインターネットアクセスをできなくした。
ソフトバンクモバイルでは、以前は月額315円のS!ベーシックパックに申し込みをしていなくても、端末の「Y!」ボタン(ボーダフォン時代に発売された端末ではスピーチマーク)を押してYahoo!ケータイに接続したり、ソフトバンク携帯以外へEメールを送ったりすると、S!ベーシックパックに自動的に契約できる仕様になっていた(2006年11月の記事参照)。
これが27日からは、書面や自動音声応答サービス(157)でS!ベーシックパックの申し込みをしない限り、インターネット接続や他社携帯あてのメール送信ができなくなっている。もちろんこれまで通り、ソフトバンク携帯同士のメールは、Eメールアドレス利用の場合も含めてS!ベーシックパックの契約なしでも無料で送受信可能だ。
S!ベーシックパックを自動契約できるしくみは、ユーザー側での煩雑な手続きなしにインターネットやEメールがすぐ使えるようになる利便性がある半面、意図しない課金をされてしまうのではないかと不安を覚えるユーザーもいた。また、しくみ自体も分かりにくかったことから改善を図ったという。
すでに該当するユーザーには、6月11日から13日にかけて、SMSで案内が送られている。一部のユーザーサイトでは「(S!ベーシックパックを自動契約するしくみは)基本料金が安くなった分、少しでもオプション料金で稼ぐためのワンクリック詐欺ではないか」という批判もあったが、今後はそういった心配をする必要はなくなりそうだ。
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