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ぱぱっとすすっと、カメラで“遊べる”防水ケータイ──「W53SA」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

キルティング加工を施したような特徴のあるデザインに、ワンセグと防水性能を備えた三洋電機製の「W53SA」。特にカメラ機能を強く意識した端末ではないが、防水性能による活用範囲の広さや「ぱぱっとパノラマ」など、カメラで“遊べる”機能を搭載する。早速、本機のカメラ性能はどうか、どう遊べるか試してみよう。

 画質を見てみよう。今回は試用期間と天候の関係で、晴天下で試せなかった。全体にどんよりしていることはご勘弁願いたい。いつもの黄色い象のすべり台とあずまやから。


黄色い象のすべり台

あずまや

 曇天下とはいえ、かなり色が地味。特にやや暗い緑色が出ておらず、ちょっと前のCMOSセンサーの写り……という感じある。最新モデルとしてはもう少しがんばってほしかった。


海辺

 これは見ての通り、海辺で撮った。天候も薄曇りだったが、色や明るさもかなりくすんでしまった。残念。

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 人物写真を2枚。どちらもシーンモードの“ポートレート”で撮影した。

ポートレート

 2枚で顔の写りの色味が違うのは、撮影場所の違いによるものだ。1枚目は緑に囲まれた温室のような場所で撮ったもので、2枚目は曇天下の屋外。どちらもピントは少し後ろに合ってしまった。

 続いてマクロ作例を。といっても“マクロモード”は備わらないので単なる近距離で撮影したものだ。


マクロ撮影

 曇天下ということもあるだろうが、こちらもやや色がくすみ気味な感じか。


あずまやにいた猫

 この作例では、しっかり手前の猫にピントが合ってくれた。ただ、あずまやの下という暗い場所だったために自動的に増感され、ノイズが多めになっている。

 次は室内。蛍光灯下、白熱灯下と続けて撮ってみる。


蛍光灯下
白熱灯化(左)、白熱灯+撮影補助用ライト点灯(右)

 若干ピント合わせに不安があるのと周縁部の画質低下が目立つが、室内では色もバランスよく出た。

ちなみに、特殊効果の「ポスター」モードで撮ると、こんな風に派手になる。


ポスター効果

 最後は室内のマクロ。


室内のマクロ撮影

 けっこう近くまで寄れる。室内で子どもやペットなどに近づいて撮る機会も多いだろうが、ピントの合う範囲をそれほど気にせずに使えるのはメリットの1つだ。

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