調査リポート

ケータイコミック、“恋愛もの”や“学園もの”が人気

マイボイスコムが「携帯コミック」の利用動向に関する調査結果を発表。携帯コミックの認知度は7割を超えるが、“知っているが利用したことはない”という回答も約6割となっている。人気があるジャンルは“恋愛もの”や“学園もの”だ。

 マイボイスコムは11月8日、「携帯コミック」に関する調査結果を発表した。調査は2007年10月1日から5日まで、リサーチコミュニティ“MyVoice”の登録メンバーを対象に実施したもので、有効回答数は1万7110件。

 同調査によれば、コミックやマンガを購入する割合は36%。1カ月あたりに使用する金額は、「500円以下」が16%、「501円~1000円」が9%となり、1000円以下が25%を占めた。


カ月あたりのコミック(マンガ)購入費用(同調査より)

 携帯コミックの認知度は74%に達したが、利用については「(携帯コミックを)知っているが、利用したことはない」という回答が59%を占めた。実際に利用経験のある人は15%で、そのうち無料での利用経験者が13%を占めている。携帯コミックで読んだことのあるジャンルは、「恋愛(ティーンズラブ含む)」が31%で最多。これに「学園もの」が28%で続いており、若年層に親しみやすいジャンルに人気があることがうかがえる。

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読んだことのあるジャンル(複数回答。同調査より)

 有料携帯コミック利用者が1カ月あたりに使う金額は、「301~500円」が31%、「201~300円」が19%ととなり、300円前後がボリュームゾーンであることが分かった。

 携帯コミックの利点は、「ヒマつぶしによい」が65%で圧倒的多数で、以下、「移動中や外出先で読むのに便利」が18%、「本や雑誌のように場所をとらない・かさばらない」が15%と続いた。

 今後の利用意向は、「是非利用したい」が2%、「まあ利用したい」が9%と、全体で1割程度に留まっている。他方、「あまり利用したくない」は27%、「まったく利用したくない」は42%と、非利用意向は7割に達した。

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