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カメラ機能をまとめてチェック──「905iシリーズ」:人物作例編荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/5 ページ)

カジュアルにさっと撮れるのが特徴のケータイカメラ。そんなケータイカメラで利用頻度が最も高いシーンの1つが、恋人や友達を撮る「人物・ポートレート」撮影だ。905iシリーズ6機種で写す人物はどんな写りか、屋外と室内別に撮り比べた。

 次は芝生の上(といっても、冬なので茶色いが)で、もう1パターン撮ってみる。

人物と芝生の構図 左:D905i/右:F905i
人物と芝生の構図 左:N905i/右:P905i
人物と芝生の構図 左:SH905i/右:SO905i

 こちらはすべて横位置で統一した。機種ごとに違いはあるものの、自然な環境下かつ薄曇りというカメラ的には撮りやすい条件だったせいか、どれも写りは悪くない。

 F905iは、先ほどの作例より肌色のピンクっぽさはさほど目立たせず撮影できたものの、ディテールのつぶれ方や暗部の処理が少し不自然。対してSO905iはなかなか自然に表現しており、肌部分のつぶし方(といっては悪いが、要するにノイズを目立たせずに滑らかに見せる絵づくり)は悪くない。

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 ついでにもう1つ。

P905i人物と芝生の構図 左:人物モード/右:通常モード

 このようなシーンだと、P905iの「“人物モード”はちょっと明るめに」という仕様が有効に出た。標準だとこってりと陰影が強い傾向だったが、人物モードにすると顔の色も明るく表現され、よい感じになった。

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