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Bluetooth SIG、「Alternate MAC/PHY」技術を発表──無線LAN併用で通信高速化Mobile World Congress 2008

Bluetooth SIGは、Mobile World Congress 2008で通信高速化技術「Alternate MAC/PHY」を発表。高速なスループットが必要になった時に無線LANと連携することで通信を高速化する。

Bluetooth SIGエグゼクティブ・ディレクターのマイケル・フォーリー氏(2006年12月撮影)

 Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)は、スペイン・バルセロナで開催する「Mobile World Congress 2008」で無線LANと連携して通信を高速化する「Alternate MAC/PHY」技術を発表した。

 この技術は、Bluetoothの既存プロトコルやプロファイル、セキュリティ、ペアリングを使いながら、高速な通信が必要になった場合にPCに備わる無線LAN機能を一時使用し、より高速なスループットを実現するというもの。例えば、PCと音楽機器間で大量の音楽データを同期する、大量の写真をプリンタに送信・PCにダウンロードする、動画ファイルを転送するといった場合が挙げられる。

 これらを組み合わせたソリューションは、Bluetooth SIGが将来に向けてUWBの開発を続ける一方で、高速化のユーザーニーズを満たす中間補完的な位置付けとして取り組む考えとしている。

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