Bluetooth、2008年で誕生から10周年
2008年、Bluetooth技術が誕生から10周年を迎える。2000年に初の搭載デバイスが投入されて以来、8年で出荷されたBluetooth対応デバイスは15億ユニットに到達。Bluetooth SIGのメンバー企業も1万社を超えた。
Bluetooth Special Interest Groupは1月8日(米時間)、Bluetooth技術が誕生から10周年を迎えたことを発表した。ラスベガスで開催中の「2008 International CES」で同技術の誕生10周年を祝う。
Bluetooth技術の搭載製品が市場に初投入されたのは2000年のことで、以来、8年間で出荷されたBluetooth対応デバイスは15億ユニットを超えた。また、同技術の普及に取り組む組織Bluetooth SIGのメンバー企業も、当初の数社から、現在では1万社を超えるまでに成長している。
Bluetooth SIGの1万社目のメンバーとして、JayBird Gear LLCがBluetooth SIG 10周年記念パーティで紹介される予定。同社のJayBird Bluetoothステレオヘッドセットは、インターナショナルCESで発表されるという。
Bluetooth SIGは現在、UWB(Ultra WideBand)技術をBluetooth技術の高速チャンネルとして使用するため、WiMedia Allianceと連携。2007年にはWibree技術を導入し、超低電力Bluetooth仕様の作成に着手した。これら新企画に対応する製品のプロトタイプは2008年に発表され、製品化は2009年前半に行われる予定だ。
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