速報
TI、Android携帯の試作機と開発キットを公開
テキサス・インスツルメンツは2月11日(米時間)、スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2008」において、AndroidモバイルプラットフォームのEarly look版を公開した。
Early look版は、同社の“OMAP850”プロセッサと無線LAN、Bluetooth無線技術などの各種ソリューションを組み合わせた携帯電話の試作機と、“OMAP3430”プロセッサをベースとするLogic PDの『Zoomモバイル開発キット』という2つの形態で公開された。どちらのデモにおいても、OMAPプラットフォームのマルチコアアーキテクチャにより、Androidプラットフォーム上でマルチメディア機能とユーザーインタフェースを実現しているという。
現在、開発者向けにEarly look版が公開されているAndroidは、OS、ミドルウェア、各種キー・アプリケーションによるモバイル端末向けのオープン・プラットフォームで、これにより開発者はOMAPプロセッサソリューションの能力を引き出したモバイル・アプリケーションの設計が行える。また携帯電話メーカーや通信事業者独自のソリューションのカスタマイズも迅速に行えるようになるという。
advertisement
関連キーワード
Android | ミドルウェア | Texas Instruments
関連記事
- Google、「Android SDK」アップデート版リリース
新しいバージョンではユーザーインタフェース(UI)が刷新され、アニメーション作成やMIDIなどのオーディオフォーマットがサポートされている。 少しずつ見えてきた携帯プラットフォーム「Android」
Mobile World Congress 2008では、評価端末や評価ボードのレベルではあるもののGoogleなどが提唱するプラットフォーム「Android」のデモンストレーションがいくつか目にできた。ドコモとGoogleが提携──各種サービスのiモード対応などを推進
NTTドコモとGoogleが1月24日、検索サービスの連携強化を始めとする広範な業務提携を発表した。検索連動広告や各種Googleサービスのiモード対応、iモード上での新サービスの検討、Androidプラットフォームに関する検討などを進める。「Android」が目指す携帯電話の未来――Googleのモバイル向けプラットフォームとは
Googleがオープンソースのモバイル向けプラットフォーム「Android」を発表した。開発ディレクターのアンディ・ルービン氏は「“Android”はモバイルとPC、2つのインターネットをつなぐ掛け橋になる」と話す。- 携帯キャリアはアンドロイドの夢を見るか
Googleが発表した携帯向けプラットフォーム、「Android(アンドロイド)」。オープンな開発環境で、携帯電話の開発コストを大幅に削減するという“Google携帯”がいつ登場するのか――その鍵を握るのは、ドコモやKDDIといった通信キャリアである。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.