テキサス・インスツルメンツは2月11日(米時間)、スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2008」において、AndroidモバイルプラットフォームのEarly look版を公開した。
Early look版は、同社の“OMAP850”プロセッサと無線LAN、Bluetooth無線技術などの各種ソリューションを組み合わせた携帯電話の試作機と、“OMAP3430”プロセッサをベースとするLogic PDの『Zoomモバイル開発キット』という2つの形態で公開された。どちらのデモにおいても、OMAPプラットフォームのマルチコアアーキテクチャにより、Androidプラットフォーム上でマルチメディア機能とユーザーインタフェースを実現しているという。
現在、開発者向けにEarly look版が公開されているAndroidは、OS、ミドルウェア、各種キー・アプリケーションによるモバイル端末向けのオープン・プラットフォームで、これにより開発者はOMAPプロセッサソリューションの能力を引き出したモバイル・アプリケーションの設計が行える。また携帯電話メーカーや通信事業者独自のソリューションのカスタマイズも迅速に行えるようになるという。
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