ケータイをカスタマイズする「きせかえツール」、利用するのは「かわいいから」
KLabが、携帯電話の待受画面やメニュー、電池/電波アイコンなどのカスタマイズ機能として各キャリアが提供している「きせかえツール」の利用動向に関する調査を実施。約7割が“フルパックで着せ替える”と回答しており、入手方法については“無料サイトから”が約7割を占めた。
KLabは2月28日、「きせかえツール」(ドコモは「きせかえツール」、auは「EZケータイアレンジ」、ソフトバンクモバイルは「きせかえアレンジ」として提供)に関するアンケート結果を発表した。調査はケータイコインユーザー会員のFOMA利用者を対象に、携帯電話によるWebアンケート形式で実施したもので、サンプル数は5308名。
同調査によれば、きせかえツールを利用している人は32%で、「知らない」と回答したのはわずか18%だった。40代、50代以上のユーザーも20%以上が利用しており、「知らない」という回答も20%ほどと、きせかえツールの認知度が高い様子がうかがわれる。
利用形態では、きせかえツール利用者の66%が「フルパックできせかえ」と回答。利用している料金体系は「無料」が67%、「有料」が32%となった。「無料」と回答したユーザーは、プロモーションや“きせかえお試し”としてダウンロードできるものや、広告などの閲覧で貯めたポイントを使用して、無料でダウンロードできるコンテンツを利用しているようだという。
きせかえるコンテンツの一番のポイントは「かわいさ」が34%で最多となり、「カッコよさ」と「メニューなどの見やすさ」がともに19%でこれに続いた。「値段」と回答した人は10%にとどまっている。きせかえる頻度については、「気に入ったものがないと変えない」が65%で最多となった。
利用状況別に欲しいジャンルを見ると、「使っている」と回答したユーザーが欲しいと思うジャンルは「かわいいキャラクター系」だったのに対し、「欲しいデザインがないから使わない」と回答したユーザーは「かわいいキャラクター系」よりも「COOLなデザイン系」を求めていることが分かった。
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