レビュー

写真で解説する「P906i」(4/5 ページ)

好評のWオープンスタイルはそのままに1.1ミリの薄型化を果たし、デザインの小リニューアルを行った“P905iの正常進化モデル”がパナソニック モバイルの「P906i」。P905iTVなみのワンセグ性能、顔認識AF付きカメラ、そして横向きのヨコオープンスタイル用インタフェースなどを新たに備え、細かい機能や使い勝手がかなり進化した。

 
ワンセグは、P905iTVなみの性能に進化。ワンセグアンテナは内蔵型となり、15fpsのワンセグ映像を30fpsにするフレーム補間技術「モバイルWスピード」や、映像高画質化のための「モバイルPEAKSプロセッサー」「モバイルWコントラストAI」「拡大処理技術」などを搭載する。映像のコントラスト比はP905iの最大2000:1から最大4000:1と進化した
録画したワンセグ番組の再生も横向きのまま操作できるようになっている。録画予約や番組表チェックは内蔵アプリの「Gガイド番組表リモコン」で行える
ワンセグ視聴中にメールが届くとテロップで通知。[メール]キーでワンセグ番組を表示したままメールの内容をすぐ確認できる
カメラは510万画素AF+6軸手ブレ補正付きで、スペックそのものは一緒だが、顔認識AF機能が新たに備わった。認識した顔は、動いてもカーソルが自動的に追尾してくれる。人物の顔は最大5人まで検出でき、認識した顔付近の露出補正も自動的に行う仕組み。集合写真の撮影などに便利そうだ。ただ残念ながら、フォトライトが省かれた。撮影以外に“暗所で玄関の鍵穴を照らす”などの用途もあったりするのだが……
フルワイドVGAディスプレイとFOMAハイスピードで、フルブラウザもかなり快適に利用可能。フルブラウザは横向きメニューから横向きスタイルのまま起動できる。残念ながらP906iは、F906iやN906i、SO906iなどで対応するフルブラウザ上でのFLV(Flash Video)再生に対応しない(つまり、P906iのフルブラウザでYouTubeをそのままでは楽しめない)
また、文字のインライン入力には対応せず、文字入力のUIは縦向きのみのようだ。もっとも、P906iの普通のダイヤルキーだけで横向きのまま文字を入力していくのは難しいので、実質、文字入力時は端末を縦向きに構え直すことになる。この仕様であれば、ディスプレイを横に開いたまま入力する時だけ端末を縦に構え直すだけで文字を入力できるので、こちらはあえてこのままということなのだろう
フルブラウザから、一部PCサイトのWMV形式の動画をストリーミング再生できる

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