調査リポート
ATM前でケータイ利用禁止、約6割が“賛成”
アイシェアが、“振り込め詐欺”に関する意識調査の結果を発表。全国銀行協会がATM前での携帯利用の自粛を呼びかける中、この施策に賛成するという回答は約6割を占めた。ただし、その効果については「どちらともいえない」という回答が半数となっている。
アイシェアは8月21日、振り込め詐欺に関する意識調査の結果を発表した。同調査は8月1日から4日まで実施したもので、有効回答数は312人。
詐欺対策として、全国銀行協会がATM前での携帯利用の自粛を呼びかける中、ATM前での利用禁止については「おおいに賛成」が39.4%、「やや賛成」が19.2%となった。全体の6割は賛成派で、反対派は1割強と少なかった。しかしATM前の携帯電話利用禁止は詐欺対策に効果的と思うかどうかについては、「効果的」とい回答した人は3割に過ぎず、「どちらともいえない」という見方が半数を占めた。
他方、振り込め詐欺などの対策として何かあった場合の家族間の連絡方法を決めてあると回答したのは15.4%のみ。年代別にみると、20代では2.9%と少なく、30代が15.4%、40代では19.8%と、上の世代ほど対策を講じていることが分かった。親が高齢にさしかかってくる世代では、他人事でないと感じている人も少なくないようだ。
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