レビュー

写真で解説する「Nokia E71」(1/3 ページ)

「Nokia E71」は小型のQWERTYキーボードを備えた幅広タイプのストレート型端末。ソフトバンクモバイル端末としては法人向けに販売された「X01NK」の後継モデル。薄く小型になり、新たにカメラやGPS、HSDPAに対応した。Xシリーズの料金プランを利用できSIMロックもかけられているが、ソフトバンクロゴはなく、Nokiaブランドの型番のまま発売する。

ノキアブランドの「Nokia E71」。カラーはホワイトスティールとグレイスティールの2色を用意する。

 ノキアブランドの「Nokia E71」は、QWERTYキーボードを備えるスマートフォンの中でも、スライド型でなくストレートボディの採用でデザイン性や使い勝手で一定の人気を得た、「X01NK」(Nokia E61)の後継モデルに位置付けられる高機能モデルだ。

 今回の2008年冬モデルは、ソフトバンクモバイルのスマートフォン端末に付く型番ではなくノキアオリジナル型番のまま、さらにソフトバンクのロゴなども入らない仕様で発売されるのが特徴の1つ。もちろんソフトバンクモバイルの端末である点に変わりはなく、SIMロックは施される。

 料金プランは同社スマートフォン「X」シリーズのものが適用され、「パケット定額フル」やS!メール(MMS)、絵文字などが利用できる点は「X02NK(Nokia N95)」などと同じである。

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カメラは裏面の上部に装備。フォトライトも備える。模様入りのステンレス製バッテリーカバーが美しい
本体左側面にカバー付きのmicroSDスロットとUSB端子を装備。4Gバイト以上のmicroSDHCにも対応する(8Gバイトまでが公式対応)。体右側面は3つの操作キーと丸形ステレオピンジャックを装備
電源キーは上面にあり、外部スピーカーもここに配置される。底面にはストラップホールがある

 Nokia E71の通信方式はW-CDMA 2G/800MHz帯、GSM 850M/900M/1800M/1900MHzに対応し、国内では3G HSDPA通信が可能。グローバル仕様が特徴の本端末として当たり前のことだが、海外でもそのまま利用できる世界対応ケータイ(国際ローミング)にも対応する。さらに、IEEE802.11 b/g対応の無線LANとBluetooth(v2.0+EDR)も備える。

 ボディカラーはグレイスティールとホワイトスティールの2色を用意し、Nokia E61と同様に外装パネルにステンレス素材を多用することで演出する“高級感”は健在だ。ただ、Nokia E61は表面につや消し処理が施され、いかにもビジネスユース然としたものだったのに対し、Nokia E71は光沢のあるシルバーのパーツと2色のカラーがプライベートユースも強く意識できるデザインになった。

本体のカラーに合わせたセミハードケースが付属する。このケースは、側面と上面が切り取られたタイプで、出し入れを手早く行えるのが特徴
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