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写真で解説する「Nokia E71」(2/3 ページ)

「Nokia E71」は小型のQWERTYキーボードを備えた幅広タイプのストレート型端末。ソフトバンクモバイル端末としては法人向けに販売された「X01NK」の後継モデル。薄く小型になり、新たにカメラやGPS、HSDPAに対応した。Xシリーズの料金プランを利用できSIMロックもかけられているが、ソフトバンクロゴはなく、Nokiaブランドの型番のまま発売する。

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 Nokia E71の本体サイズは幅57×高さ114×厚さ10ミリ、重量約127グラム。X01NK(Nokia E61)の幅69×高さ117×厚さ14ミリ、重量約144グラムと比較するとかなり小型、軽量化され、横幅にいたっては10ミリ以上細くなっている。重量も約10%以上も軽量化されたので、一般的な音声端末と比較しても見劣りしない数値になっている。ディスプレイはX01NK(Nokia E61)の2.8インチから2.36インチと少し小さくなったが、解像度はQVGA(320×240ピクセル)で変わりはない。

photophoto X01NK(Nokia E61)とサイズを比較。見た目の印象以外に、横幅と画面サイズがかなり違い、薄くなっている

 Nokia E71は、ボディが細くなったことでQWERTYキーボードのサイズもやや制約を受けることになるが、X01NK(Nokia E61)ではキー間に空いていた隙間を省くことで、キートップのサイズやQWERTYキーボードの基本レイアウトはほぼ維持してある。ちなみにキーは中央を盛り上げたドームキーを採用するとともに、キータッチを若干軽くすることで誤操作を防ぐ工夫がある。もちろん、最下段の一部に省略されたキーもある。例えば右シフト(「右↑」)キーが省かれたが、本体が細くなったので操作してみるとまったく問題はない。左手で左シフトキーを押しながら右手で左寄りのキーを操作することも容易である。

 一方、上部にあるキーは大きく配置が変更されている。特定の機能を呼び出す4つのハードキーに、ホームキー(メニューキー)以外の任意の機能を割りあてられる。単押しだけでなく、長押しに別の機能を割りあてることも可能で、慣れるとかなり便利に使えそうだ。

 また、長時間操作すると指が痛くなるという意見もあったスティック状の方向キー+決定キーは、独立した決定キーと決定キーの周りに十字キーを配置する仕様になった。スティックの独特の操作性はなくなったが、より万人向けするといえる仕様に変更されたと見るべきだろう。

photophoto QWERTYキーボードのキーサイズはX01NKとほぼ同じだが、本体がコンパクトな分、省かれたキーもある。ただ、配列そのものが大幅に変更されたわけではないので、初めて使うユーザーはもちろん、X01NK(Nokia E61)ユーザーでもすぐなじめそうだ。数字キーへの割り当ても変わらず、スペースキーに関してはむしろ大型化されている

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