レビュー

写真で解説する「Walkman Phone, Xmini」(1/3 ページ)

ソニー・エリクソン製の「Walkman Phone, Xmini」は、音楽機能に特化した手のひらサイズの超小型スライドボディが特徴。ワンセグやおサイフケータイ、カメラなどは備えないが、4Gバイトの内蔵メモリやBluetooth、“ウォークマン”シリーズの高音質技術を内蔵し、閉じたままでも操作できる表面のタッチセンサーキーで快適に“ケータイ音楽”が楽しめるよう開発された。

超小型のスライドボディが特徴の音楽ケータイ「Walkman Phone, Xmini」

 auの2008年秋冬モデル第3弾は、“新しい音楽スタイル”を提案する超小型ボディの音楽ケータイ。ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「Walkman Phone, Xmini」はソニーの“ウォークマン”ブランドを冠し、閉じると“ウォークマン”、開けると“音楽ケータイ”としての顔が表れる。

 日本市場向けの“ウォークマンケータイ”は今まで、「ウォークマンケータイ W42S」(2006年6月発売)や「ウォークマンケータイ W52S」(2007年6月発売)が存在。これらはau端末の中でもハイエンド指向の端末だったが、今回のWalkman Phone, Xminiは機能をほぼ音楽だけに絞り、ドコモの「premini」シリーズや「SO902iWP+」のイメージに通じる超小型ボディを採用したのが特徴となる。カメラやワンセグ、おサイフケータイ、大型の高画素ディスプレイといった機能や仕様はあえて省かれている。

Walkman Phone, Xminiはホワイト×ターコイズ、ブラック×ブラック、グリーン×ブルー、パープル×ピンクを用意する
裏面はウォークマンとソニーエリクソンのロゴ。上面の少し出っ張っている箇所に外部スピーカーがある(左)。ディスプレイはQVGA(240×320ピクセル)の1.8インチTFT液晶、その下にタッチセンサーによる十字キーとメニューキーを配置する(右)

 ボディ形状はスライド型。表面にQVGA(240×320ピクセル)の1.8インチ液晶とタッチセンサー、ディスプレイを開くと物理キーの発話/終話/テンキー類が表れる。タッチセンサーには十字キーや決定キー、メニューキー、マナーキー、MULTIキーの機能が割りあてられ、指で触れて操作する。タッチセンサーはブルッと震えて押したことを確認できるフィードバック機能も備えている。

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 手にするとやはり小さく、軽い。相対的にダイヤルキーも非常に小さいが、ボタンの凸部分が指の腹にきちんとかかるので、見た目ほど操作しにくいわけではない(もちろん、一般サイズの端末のダイヤルキーよりは操作性が犠牲になっていることは否めない)。ディスプレイは、ある程度力を入れるとバネの力でシャキッと開く。

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閉じると、よくある携帯音楽プレーヤーほどの超コンパクトサイズになる
本体の厚さは18ミリ(最厚部20ミリ)外部スピーカーがある上部が少し厚くなっている(左)。3.5インチディスプレイ搭載のスライド端末「P905iTV」とサイズを比較。Walkman Phone, Xminiのコンパクトさがよく分かる
ダイヤルキーはかなり小さいが、クリック感はそこそこしっかりある。[6]キーの横にある穴がマイク(口元が離れていてもクリアに音声を相手に伝えられる高感度マイク)となっている(左)。つるっとした細長い棒状のキーなので、爪の長い人は操作しにくいかもしれない(右)
本体左側面は“Walkman”のロゴのみ(左)。右側面は上から赤外線ポート、ロック/(センサーオン・オフ)キーがある。閉じると誤操作防止ロックが自動でかかるが、このロックキーで閉じたままでも音楽操作できるよう制御できる(右)
本体上面にストラップホール(左)。底面に充電/通信端子と平型イヤフォン端子(右)。イヤフォン端子はどうせなら一般的な3.5ミリステレオピンジャックを備えてほしかった気がする。13.5ミリの大口径ドライバーユニットを採用するソニー製インイヤーイヤフォン(「MDR-EX85SL」相当)が付属する。これを使用する場合は、付属する平型-丸形変換アダプタを介して接続する必要がある
底面のカバーを開けると端子が表れる。卓上ホルダは用意されないので、毎回このカバーを開いて充電することになる。最初はよいだろうが、後々かなり面倒だと思ってしまうことになりそうだ(左)。バッテリーは3.7V/770mAhの“65SOUAA”型。連続通話約210分、連続待受約230分、連続音楽再生最大25時間10分(DESSオフ時)を実現する。本体体積の多くをバッテリーが占めている。ちなみにWalkman Phone, Xminiの内部型番はW65Sである。
ソニー製「MDR-EX85SL」相当の高品位イヤフォンと、ボディカラーに合わせたネックストラップ、丸形イヤフォン端子変換アダプタ(04SOQNA)、USBケーブルがなどが付属する(左)。キーバックライトは文字にLEDの光が透過するように光る
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