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第2回 NSシリーズとジュニアケータイは“使いやすい”か?――「NS01」「NS02」「K001」最新ケータイ徹底比較(au 2009年春モデル編)(2/2 ページ)

auの「ベルトのついたケータイ NS01」「ケースのようなケータイ NS02」「安心ジュニアケータイ K001」は、ケータイに多くの機能を求めないユーザー向けのシンプルな機種だ。ユーザーが快適に使えることを念頭に開発されたこれらのモデルの実力はどれほどか。第2回では、これら3機種の基本スペックとキーの操作感を調べた。

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十字キー:NS01が一番快適に操作できる

 十字キーの左右から発着信履歴を表示できるのは3機種とも共通だ。また、NS01とK001は待受時に下キーから「ペタメモ」の登録ができる。ソフトキーの配列はKCP+と同じく、3機種とも左上にアドレス帳キー、左下にメールキー、右上にアプリキー、右下にEZキーを配する。

 NS01はキー面全体がマットな質感ですべりにくいのに加え、各キーが大きいので、特に押しやすかった。K001は十字キーと決定キーの距離が近く誤操作しやすい。もう少し十字キーの面積を広くするか、溝や凹凸を設けてほしかった。

NS01のキー面はマット調に仕上げられているので、滑りにくく手にフィットする。クリック感も問題ない(写真=左)。NS02のキーはわずかに盛り上がっていて押しやすい。また、ほかの機種はクリアキーの左右に発話キーと終話キーがあるが、NS02は発話キーと終話キーがソフトキーと隣接しており、クリアキーは十字キーとダイヤルキーの間に1つだけ配されている(写真=中)。K001は十字キーがやや小さくフラットな形状なので、何度か誤操作をしてしまった(写真=右)

ダイヤルキー:キーは押しやすいが指の移動距離は長め

 ダイヤルキーは3機種とも各キーに隙間のないフレームレスキーを採用している。どれも各キーが大きいのに加え、NS01とNS02はキーにわずかな膨らみがあり、K001は大きさの異なるキーが交互に並んでいるので押しやすい。

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 NS01とNS02、K001のキー上端から下端までの距離、つまり操作時に指を動かす最大距離は、「十字キーの上」を上端と考えた場合は約64~66ミリ。ただし、左右のソフトキー(アドレス帳キーとアプリキー)が十字キーよりも上にあるNS02とK001の場合、左右ソフトキーから[0]キーまでの距離は約70ミリ。いずれにせよ、キー上端~下端は50ミリ台が多いKCP+端末と比べると、個々のキーが大きい分、指の移動距離は長めだ。

ダイヤルキーの大きさと距離
各ダイヤルキーの高さ 上キーから0キーまでの距離
NS01 約8ミリ 約64ミリ
NS02 約8ミリ 約66ミリ(左右ソフトキーからは約70ミリ)
K001 約7.5ミリ 約65ミリ(左右ソフトキーからは約70ミリ)
NS01のダイヤルキーはフレームレスキー。各キーが大きく、わずかにドーム状になっているので押しやすい(写真=左)。NS02もキーがわずかに盛り上がっていて押しやすい(写真=中)。K001のキーもフレームレスで、大きさの異なるキーが交互に並んでいるので、打ち間違えることなく操作できた(写真=右)
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