レビュー

ウィルコムの「WILLCOM CORE XGP」、さて何Mbps出る?おぉ、意外に速いぞ(1/2 ページ)

UQ WiMAXとともに、2.5GHz帯を用いる次世代高速通信サービスとして期待されるウィルコムの「WILLCOM CORE XGP」。エリアを限定した試験サービスで、どのくらいの速度が出るかを簡易チェックした。

WILLCOM CORE XGP エリア限定サービス用端末「GX000IN」(ネットインデックス製)。SIMスロットを備え、ユーザー認証はUSIMで行われる

 ウィルコムの高速通信サービス「WILLCOM CORE XGP」はモバイルWiMAXサービスの「UQ WiMAX」やLTEとともに、今後の普及や発展が期待される次世代通信サービスの1つだ。2009年6月現在、2009年10月の商用サービスインを目指し、東京都JR山手線内の一部エリアで上り、下りともに最大20Mbpsの法人向け試験サービス「WILLCOM CORE XGP エリア限定サービス」を実施している。

 今回、このエリア限定サービス用のネットインデックス製「GX000IN」とNECインフロンティア製の「GX000N」を入手した。このうち、スループットがやや高いGX000IN(256QAM変調方式に対応、GX000Nも後日対応予定)でどのくらいの通信速度が出るかを簡易チェックしてみよう。

 GX000INはPCカード型で、PCI to USBホストコントローラなどを経由してネットワークアダプタとして認識される。本体は、ThinkPad X60のPCカードスロットからアンテナを含めて約25ミリ出っ張る。アンテナは水平、垂直方向ともに180度開く回転機構を備え、約22度ごとに角度を保持できる。

advertisement
GX000INはPCカードスロットから約25ミリはみ出す。最厚部(はみ出したアンテナ部の高さ)は約6ミリだ
アンテナは約50ミリ。適当な位置に保持できる
上はGX000IN、下はNECインフロンティア製の「GX000N」。GX000Nはやや大柄で、最厚部は8ミリ、PCカードスロットから約30ミリはみ出す
上はGX000INとUQ WiMAX端末「UD02NA」を比較。UD02NAはPCカードスロットから約38ミリはみ出る
WILLCOM CORE XGP エリア限定サービスのサービスエリア(2009年6月現在、第2段階のエリアに拡充)
GX000INを認識したデバイスマネージャの画面
ネットワークアダプタとして認識する
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.