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「iPhone 3GS」の好調は「Wi-Fiバリュープラン(i)」の導入でどうなる?携帯販売ランキング(1月18日~1月24日)(1/5 ページ)

キャリア総合では今回も「iPhone 3GS」が首位を獲得したが、人気を後押ししている「iPhone for everybodyキャンペーン」が1月末に終了し、2月からは新たに「Wi-Fiバリュープラン(i)」が用意される。この動きは2月以降のランキングに影響を与えるのだろうか。

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首位の「iPhone 3GS」

 キャリア総合ランキングでは、前回から変わらずソフトバンクモバイルの「iPhone 3GS」の16Gバイトモデルが1位、32Gバイトモデルが2位を獲得。さらに3位にはNTTドコモの「SH-01B」がランクインしている。トップ10圏外からは、auの「S002」が10位に食い込んだ。

 端末代の実質負担額が減る「iPhone for everybodyキャンペーン」によって、発売以来好調なiPhone 3GS。12月にはキャンペーンを利用した際の端末実質負担額をさらに引き下げたこともあり、ロングヒットを続けている。しかしキャンペーンの申し込み受付は、延長がなければ1月31日に終了する。

 入れ替わるように2月1日からiPhone向け定額サービスとして用意される「Wi-Fiバリュープラン(i)」は、16Gバイトモデルが実質負担額0円、32Gバイトモデルが実質負担額1万1520円となり、端末の割り引き額はiPhone for everybodyキャンペーンと同じ。しかし、パケット通信料がiPhone for everybodyキャンペーンでは月額1029円~4410円の2段階定額制だったのに対し、今回のプランでは月額4410円の固定となる。

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 公衆無線LANサービス「ソフトバンクWi-Fiスポット(i)」が無料で使える(本来は月額490円だが、2010年12月31日までに加入すれは無料)という特典はあるものの、パケット通信料が“これまでの上限”に固定されたことを、ユーザーがどう感じるか気になる。特に「Pocket WiFi」などのモバイル無線LANルータでパケット通信料を“ひとまとめ”にしたいユーザーにとっては、今回のプランは魅力的ではない。

 もちろん、iPhoneのユーザー層が他のスマートフォンに比べ幅広いことを考えると、モバイル無線LANルータの利用を前提とした購入検討者は、そこまで多くないかもしれない。“iPhoneを普通に使っていれば通信料は上限に張り付く”とユーザーが納得するか、“4410円の固定”に二の足を踏むか――2月以降のランキングの結果に注目したい。

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