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夏商戦目前、6カ月ぶりに300万台超え――JEITA 5月携帯出荷台数

夏商戦を目前に控えた5月、携帯電話の出荷台数は6カ月ぶりに300万台を越えた。PHSの出荷台数も2009年7月以来の10万台超えを果たした。

 電子情報技術産業協会(JEITA)は7月13日、2010年5月の携帯電話・PHS端末の国内出荷台数実績を発表した。携帯電話とPHSを合算した国内移動電話の出荷は、前年同月比117.1%の314万7000台となり、2カ月続けて前年を上回った。

 携帯電話は、6月発売の夏商戦向けモデルの出荷が始まったこともあり、出荷台数が304万1000台(前年同月比116.8%)となった。携帯電話の出荷台数が単月実績で300万台越えを果たすのは6カ月ぶりとなる。6~7月の夏商戦を目前にひかえ、出荷台数には回復傾向が見られるが、JEITAでは景気動向は不安定な状況が続いており、6月以降の市場動向を注視する必要があるとしている。

 なお、ワンセグ搭載機の出荷台数は前年同月比107%の237万2000台で、ワンセグ搭載率は78%となった。

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携帯電話の出荷台数の推移

 PHSの出荷台数は10万5000台(前年同月比128.5%)で、2カ月続けて前年同月比プラスとなった。PHSが単月の出荷実勢で10万を超えるのは、2009年7月以来となる。


PHSの出荷台数の推移

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