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“DOS/V”襲来以来の変革期が訪れたと思っている──富士通、「Windows 7ケータイ」開発意図を説明動画でも解説(2/2 ページ)

富士通が世界最小のWindows 7搭載PC「Windows 7ケータイ F-07C」の単独発表会を開催。OSを提供する日本マイクロソフト、プロセッサーを提供するインテルも登壇し「これまでなかった、わくわくさせる画期的なデバイス」と期待を寄せた。

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小さくても使える工夫をいくつか搭載

F-07Cは、オプションクレードル+HDMI付き液晶ディスプレイ+USBマウス&キーボード+USBプリンタで「普通のWindows 7搭載デスクトップPC」風にも利用できる

 ケータイとしては高解像度だが、PCとしては解像度が低く画面も小さい。Windows 7ケータイF-07Cの“Windowsモード”動作時は、「小さいので使いにくいのではないかと心配されるが、そんなことはない」(富士通の齋藤執行役員)とする使いやすさの工夫も取り入れている。

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 まずは専用ランチャー「タッチコンソール」。本体右側面のメニューキーより大きめのアイコン表示で、よく使うアプリケーション用ランチャーメニューと実行中タスクの切り替え機能を用意し、タッチ操作で扱いやすいよう構成する。ブラウザ利用時は画面右側に戻る/お気に入り/URL入力など5つの大きめなボタンを配置するメニューにも切り替わる。

大きいアイコンでタッチ操作を使いやすくする「タッチコンソール」(写真=左)。2年ライセンス版のOffice Personal 2010もプリインストールするので、会社のビジネスデータもそのまま表示・編集できる(写真=右)

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 F-07Cには2年ライセンス版のOffice Personal 2010もプリインストールし、WordやExcelといったオフィスデータもそのまま扱える。本体右側面の「ズームキー」よりワンタッチで拡大/縮小(ズームキーを長押し)できるので、内容がぎっしり詰まったExcelデータも詳細部分を拡大しながらの視認・編集作業を容易にする。ビジネスシーンにおいてはこの手の報告書データがメール添付で届く→その場で確認・修正・返信し、さらにそのままケータイモードの電話で指示・報告する──といったことも1台で手軽に行えてしまう点なども訴求したいという。

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本体の「ズームキー」で、細かい部分は拡大して見やすく表示できる

 特徴的なアプリケーションには「電子辞書アプリ」と「DVDドライブ共有機能」などをプリインストールする。電子辞書は明鏡国語辞典、ジーニアス英和・和英辞典、新漢語林MX版、三省堂デイリー3か国語辞典、三省堂デイリー3か国語会話辞典、学研パーソナル統合辞典など、全18種類の辞書コンテンツを標準で利用できる。

 DVDドライブ共有機能は、LAN内にある別PCの光学ドライブを本機用に共有利用できるようにするアプリケーションだ。F-07CのDVDドライブ共有機能アプリより、他方のPCにインストールするひも付け済みのサーバソフトウェアを生成→他方のPCにインストールする仕組みで利用する。LAN内に別の光学ドライブ付きPCがあれば、別売りのクレードルなしでも光学メディアからのアプリケーションインストールが行える。

辞書アプリケーションを標準搭載する(写真=左)。別のPCがあれば、クレードルなしでも光学メディアを読み出せる「DVDドライブ共有機能」も備わる。光学メディアに記録された市販アプリケーションのインストール時などに利用できると思われる(写真=右)。ちなみに本体にはMicro USB端子が1つあるが、こちらは主に充電/通信用でUSBホスト機能は備えない。マウスやキーボードといったUSBのPC周辺機器は基本的にホスト機能付きUSB端子を備えるクレードル経由で接続する

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